ジョイスティック＆時間的音色変化で音作りできるシンセの名機「WAVESTATION」がiPad/iPhoneで蘇る！ 「KORG iWAVESTATION」リリース

1990年に発売されたコルグのシンセサイザー「WAVESTATION」が、iPad/iPhone用アプリ「KORG iWAVESTATION」として蘇った。複数の波形の合成/連結で新たなサウンドを生み出せるアドバンスト・ベクター・シンセシス・システムを搭載、ジョイスティックで音を操れるシンセとして知られる名機を完全再現。2017年1月5日までの期間限定で33%割引価格で発売される。

アドバンスト・ベクター・シンセシス・システムを搭載したWAVESTATIONは、4つのオシレーター・バランスをジョイスティックで操るミックス/モーフィング機能、波形を順番に並べてシーケンス・パターンを組める特徴的なウェーブ・シーケンス機能により、現在も唯一無二の名機として語り継がれている。しかしそのエディット構造は複雑で、ある程度の知識がないと音作りが困難というウィークポイントを持っていた。そうした問題を解消したのが今回のiOS版だ。



「KORG iWAVESTATION」では、プログラムの完全再現にとどまらず、WAVESTATIONが備えていた音作りの可能性を誰でも体感できるようデザイン。iOSならではのタッチ操作と、WAVESTATION特有の時間的音色変化をひと目で視認＆エディットできるグラフィカルなインターフェイスにより、かつてはできなかったスピーディで直感的な音作りが楽しめる。2004年にWindows/Mac用ソフトウェアとして発売された「KORG Legacy Collection」に収録されたバージョンよりも操作性では上といった印象だ。

もちろん買ってすぐに楽しめる音色も豊富に用意。WAVESTATION、WAVESTATION EX、WAVESTATION A/D、WAVESTATION SRというシリーズ全モデルをカバーする膨大なプリセットや波形を内蔵。さらに当時高い評価を集めた6種類のオプションPCM/プログラム・カードや、KORG Legacy Collectionで新規追加されたKLCカードを加えた計7枚分のサウンドも収録。トータルで1,500超のプリセット・サウンド、700以上の波形、55のエフェクトを駆使して音作りが可能だ（合計サウンド数はアプリ内課金を含む）。音色作成に別角度からのインスピレーションを与えてくれる新搭載のランダム・シーケンス機能も注目だ。

他のコルグのシンセアプリ同様、iOS用音楽制作DAWアプリ「KORG　Gadget」との連携も可能。プリセット・サウンドに加え、ユーザー・プログラムも楽曲制作に使用できる。また、Audiobus、Inter-App Audio対応なので、GarageBandなどの音源としても利用可能。各種MIDIコントローラーやBluetooth MIDI対応のnanoKEY StudioやmicroKEY Air、LightningアダプタでつながるmicroKEYなどと組み合わせて使うこともできるので、iPhoneを中心にした軽量・コンパクト、カンタンに持ち運べるWAVESTATIONシステムも作れる。

気になる価格は3,600円、来年1月5日までは発売記念セール価格2,400円で提供される。また、コルグでは既存の音楽制作アプリ＆ソフトを全品最大50%オフで提供する冬のスーパー・セールを同じくリア年1月5日まで実施中。こちらもあわせてチェックしたい。