ザ・ローリング・ストーンズ＜絶響上映会＞に、全員プレゼント

2017年1月4日に東京／大阪で行われるザ・ローリング・ストーンズの＜絶響上映会＞入場者全員に、「ハバナ・ムーン」と「オレ！オレ！オレ！」のヴィジュアルが両面にデザインされたクリアファイルがプレゼントされることが決定した。

前回の来日時にもクリアファイルが制作されたが、フニャフニャした海外製と違い、美しくしっかりした日本製の質の違いがストーンズ側に大変好評だったため、今回も実施されることになったというものだ。もちろん日本限定特典である。


今回の「2本立て絶響上映会」の意義を、ストーンズ5万字解説でお馴染みの寺田正典は次のように語っている。

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日本でもそれぞれ一夜ずつ限定で劇場公開されて大好評だったローリング・ストーンズの2本の映画『オレ！オレ！オレ！ ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』と『ハバナ・ムーン』を、今度はその順番でまとめて観ることができる上映会が「ライヴ絶響上映」が1月4日に東京と大阪のライヴハウスZeppで開催される。これはツアー開始が噂されるなど2017年も様々な話題を提供してくれそうなストーンズの世界規模で見ても第1弾イベントになる。それぞれの作品の日本での限定劇場公開大成功の報を耳にしたミック・ジャガーから日本のファンへのプレゼントでもある。

今回の上映会のポイントは2016年の2月にスタートしたラテン・アメリカ・ツアー中からキューバ政府と困難な交渉を進め、次々に降りかかる様々な問題を何とか解決して同ツアーの最終公演として3月25日にストーンズ初のキューバ公演が実現するまでの劇的な流れを、ほぼ時系列に沿った形で、迫力ある映像と爆音付きで追体験できることにある。あの時期に起こった出来事をいま一度、それが起こった順番通りに辿り直すことによって、かつてラテン・アメリカの多くの市民が軍政下で自由を制限される中かえってロックンロールを強く求めるようになった過程と、ついにロックンロールを大っぴらに浴びることが可能になった今のキューバ国民の気持ちが、実は地続きであることが実感できるはずである。それと同時に、すでに「ロリンガ」のようなストーンズ・ファン・コミュニティが確立しているブエノスアイレスでの派手な熱狂ぶりと、ストーンズは初体験だったハバナの人たちのとまどいと熱狂のまざりあったような表情との差の意味を、この連続上映は浮かび上がらせることになるだろう。ストーンズは「ロックンロール」の価値を確信し、ラテン・アメリカ各地で熱狂を起こして回ることで、我々の目にそうした民衆の歴史とその意味を可視化してくれるのだ。また、ツアー中の様々なシーンの中にはさまれたストーンズのメンバーひとり一人の心の中の吐露、それがキューバ公演成功という達成感の中でさらに深い仲間へのリスペクトへと昇華していく美しい流れは多くのファンの涙を誘うだろうと思う。

「ライヴ絶響上映」というのは、「ライヴハウスZeppのPAシステムをフルで駆使」して「圧巻の音圧」「大音量」「大画面」を実現し、立ち上がって絶叫して一緒に歌うのもOKという、実際のライヴに限りなく近い状況を実現するというコンセプトのユニークかつアグレッシヴな上映イベント。すでにレッド・ツェッペリンの『狂熱のライブ』、メタリカの『タファー・ザン・ネヴァー』という定評あるライヴ映画2作の爆音上映実績がある。ストーンズ・ファンにとっての熱い一年は、このイベントから始まる。

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@GettyImages


◆ザ・ローリング・ストーンズ2本立て「2本立て絶響上映会」オフィシャルサイト