パティ・スミス、ノーベル賞授賞式で緊張のあまりパフォーマンスを中断
パティ・スミスが土曜日(12月10日)、スウェーデン・ストックホルムで開かれたノーベル賞授賞式で、欠席したボブ・ディランの代表曲の1つ「A Hard Rain's A-Gonna Fall(はげしい雨が降る)」をパフォーマンスした。
◆パティ・スミス画像
アコースティック・ギターの演奏をバックに滑らかに歌い始めたパティだったが、途中、歌詞を忘れたようで口ごもる一幕があった。彼女が「ごめんなさい」「お詫びします、ものすごく緊張していて」と話すと、オーディエンスから拍手が巻き起こり、パフォーマンスは一時中断。拍手が鳴りやまると、再開された。
思わぬアクシデントはあったものの、オーケストラも加わり、崇高で感動的なパフォーマンスとなった。
パティはその後、集まった報道陣に「とても感動的だった。間違えてしまったけど最善を尽くした。(パフォーマンスできて)とても嬉しかったし興奮した」と話したそうだ。
パティはディランの文学賞受賞が決まる前から、出演を依頼されており、本来は自分の曲をパフォーマンスするつもりだったが、ディランの受賞を知り、彼の曲を歌うことにしたといわれている。
Ako Suzuki