楽器が弾けなくてもオリジナル曲が作れる! フレーズ&コード進行素材を並べてループで手軽に楽曲制作できる「Singer Song Writer Loops」登場

ツイート

オーディオ/MIDIフレーズ素材を並べるだけでカンタンに曲が作れるソフト「MIXTURE」が帰ってきた。インターネットの「Singer Song Writer Loops」は、楽譜が読めなくても、楽器が演奏できなくても、フレーズとコード進行素材を“ドラッグ&ドロップ、そしてループ”の3ステップでトラックメイキングできる楽曲制作ソフトだ。

「Singer Song Writer Loops」は、「MIXTURE」「MIXTURE Basic」の後継となるソフト。サウンドクオリティや機能アップを追求し、名称も新たに「Singer Song Writer」シリーズとして2017年1月13日にリリースされる。その最大の特徴は、オーディオ/MIDIフレーズをドラッグ&ドロップ、ループさせるという直感的な操作で楽曲制作ができること。そして、多くのループシーケンスソフトと異なり、指定したコードのルートやタイプ、オンベース、テンションも反映して展開するMIDIフレーズ素材も扱えるのもポイント。たとえば、既存の曲であれば、コード進行を入力して、フレーズ素材を配置するだけで編曲が楽しめる。オーディオ/MIDI素材はEDMやロック、ポップス、アニソンなどをカバーする約70ジャンル、7400種類のフレーズを用意。素材を組み合わせるだけでさまざまなジャンルの曲のアレンジが行えるので、映像用のBGM制作や、ボーカルや楽器練習用のカラオケ作りにもぴったりだ。


▲素材を試聴して選択、配置して繰り返す(ループ)だけで曲作りが行える。コード進行を入力するトラックが用意されるのはSinger Song Writerシリーズ共通の特徴。

さらにボーカルやギターなどのオーディオレコーディングにも対応。スタジオ品質のエフェクトやミキサーでサウンドをブラッシュアップして、オリジナリティあふれるワンランク上の曲づくりが楽しめる。オーディオのリアルかつパワフルなサウンドと、MIDIの忠実な表現力をかけ合わせた楽曲を作ることができるというわけだ。

パワフルなオーディオプロセッシング&MIDIエンジンは、同社のDAWソフト「ABILITY」ゆずり。高品位なオーディオのタイムストレッチ&ピッチシフトと、コードに即した展開を施すMIDIアレンジアルゴリズム「C.A.E3」が、マウスによる直感操作での曲作りをサポートする。

「MIXTURE」からの新機能としては、64ビットネイティブ対応(VSTプラグインも64ビット版が使用可能)、ユーザーインターフェイスの一新、EDMやポップスを含む3000種類のフレーズ素材の追加、VSTプラグインエフェクト(VST3/2)対応などが挙げられる。搭載エフェクトは、LinPlug relectroやSTEREO DELAY、PITCH SHIFT、REVERBなど26種類。インストゥルメントは256音色+9ドラムセットの高品位なサウンドを手軽に扱える「Roland Hyper Canvas」、Loopサンプラー/TIMEサンプラー/ウェーブテーブル/オシレータ/ノイズの5種類のジェネレータを搭載したシンセサイザー「LinPlug CrX4」を収録する。


▲各トラックにEQ、インサートエフェクト×4、センド×4を備え、オートメーーションにも対応したミキサーのほか、スコア形式&ピアノロール形式のフレーズエディタなども搭載。画面下はLinPlugのシンセCrX4とエフェクトrelectro。

制作中の楽曲や指定した調と演奏位置に入力されているコード名から使用可能なスケールを五線譜またはギターフレットで表示する「スケールウィンドウ」も新たに搭載。演奏中もコードに合わせて表示が切り替わり、アドリブ演奏のヒントにもなる。

また、ReWireにも対応するので他のソフトとの連携もOK。「VOCALOID3 Editor」「VOCALOID4 Editor」をReWire対応のアプリケーションとして扱えるVSTプラグインも収録、ボーカロイドを同期して使用することも可能だ。

製品ラインナップはパッケージ版、ダウンロード版のほか、法人・団体向けのボリュームライセンス、学校関係向けのスクールパックも用意される。

製品情報

◆Singer Song Writer Loops
価格:パッケージ版 12,000円、ダウンロード版 7,800円
発売日:2017年1月13日

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス