ナイル・ロジャース、殿堂入りに「嬉しいけど、複雑」

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ナイル・ロジャースは、アワード・フォー・ミュージカル・エクセレンス(かつてのサイドマン部門が改名)のカテゴリーでロックの殿堂入りすることが決まったが、シックがまたもや落選したため、手放しで喜べないそうだ。

◆ナイル・ロジャース画像

ナイルは、他のアーティストのプロデュース、コラボなどシック以外の活動や作品が認められたことになる。

『Rolling Stone』誌のインタビューで、いまの気持ちを問われた彼はこう答えた。「なんだかほろ苦いよ。ちょっと当惑している。だって、彼らが僕にその価値があるって認めてくれたのはすごく嬉しいけど、僕のバンド、シックはダメだった。彼らは僕をバンドから引っ張り出し、“君はシックよりいい”って言ったようなものだ。それって、僕にとってはおかしなことだよ。僕がボウイやマドンナ、デュラン・デュラン、インエクセスと出会った理由はただ1つだ。彼らみんな、シックが大好きだったからだよ」

「僕は嬉しいけど、困惑している。どうしたら、バンドから引き抜かれ“君はバーナード・エドワーズやトニー・トンプソンよりクールだ”なんて言われるんだ?」

シックは2002年に殿堂入りの条件を満たし、これまで2003年、2006年、2007年、2008年、2009年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、そして今回と、史上最多の11回候補に挙がっていた。

Ako Suzuki
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