ザ・ビートルズの初代マネージャー、アラン・ウィリアムズ氏が死去
ザ・ビートルズの初代マネージャーで、“ザ・ビートルズを手放した男”として知られたアラン・ウィリアムズ氏が、86歳で亡くなった。
◆アラン・ウィリアムズ画像
英国リバプールにあるカフェJacarandaのオーナーだったウィリアムズ氏は、そこの常連だったジョン・レノン、ポール・マッカートニーと出会い、自らヴァンを運転し、ドイツ・ハンブルグへの遠征に連れ出すなど、駆け出しのころの彼らのマネージャーを務めた。
しかしながら、バンドが9ポンド(現在の17万円相当)のマネージメント料金を停滞したため、契約を解除。その後、ウィリアムズ氏が出版した自伝のタイトルにちなみ、『The Man Who Gave The Beatles Away(ザ・ビートルズを手放した男)』と呼ばれるようになった。
ウィリアムズ氏は、再三、「ザ・ビートルズがあそこまで有名になるとは思ってもいなかった」と後悔の言葉を口にしていたようだが、リバプールの音楽シーンでは、彼がザ・ビートルズをハンブルグに連れて行ったからこそ、あの成功があったと評価を受けていた。
リバプールにあるザ・ビートルズの博物館The Beatles Storyやキャバーン・クラブから追悼の言葉が寄せられている。
Ako Suzuki