12月30日、SuGが全国ツアーのファイナル公演<SuG VersuS 2016 EXTRA「FINAL COUNTDOWN」>を東京・豊洲PITにて開催。アンコールで日本武道館の開催日、さらにはその武道館までに行なう“SuG 10th ANNIVERSARY PROJECT”に関するプランも明らかにした。ここでは、この日彼らが行なったライブの詳細をお伝えしよう。

◆SuG ライブ写真

2014年からSuGの年末恒例となった”VersuS”ライブ。こちらは、ダークでゴシックな“極悪SuG”とポップでカラフルな“極彩SuG”が観客の盛り上がりを競うというコンセプトのもと行なっているものだ。前年・前前年の2回はライブ映像のリリース権をかけての戦いだったが、第3回を迎えた今年2016年はCDのリリース権をかけ、全国区にその規模を拡大。“VersuS”に合わせてVとSを頭文字に持つ『VIRGIN』と『SHUDDUP』と対極に位置するミニアルバムまでも作り上げ、これらを引っさげて全国13カ所で16公演を開催して回った。そうして、各地のポイントを合わせた総合ポイントが極悪SuG:2,681 dbpt 、極彩SuG:2,682dbptとわずか1dbptと僅差になったところで迎えたのが今回の頂上決戦<SuG VersuS 2016 EXTRA FINAL「COUNTDOWN」>公演である。


まずは先行の極悪SuGがステージに登場。メンバーのコスチュームはブラックで統一。映像を映し出す大画面のLEDをバックに、オープニングはライブ会場ごとにツイッターでKILLしたいものをファンから募い、それを会場に集まったみんなと“KILLしたーい、KILLしたーい”とシンガロングしていくSuGならではKILL(ER)チューン「KILL KILL」で勢いよく幕開けると、最新作『SHUDDUP』収録曲を次々とパフォーマンス。ツアーでさらに激しく、さらに攻撃的にまとまっていった“極悪”サウンドでフロアを挑発し、オーディエンスのテンションを上げていく。yuji(G)のグルーヴィーなカッティングに合わせてmasato(Gu)が手を左右に振り、武瑠(Vo)が「踊れるのかー」とオーディンスを煽って始まった「sweeToxic」は、おしゃれサウンドにshinpei(Dr)のドコドコバスドラ、Chiyu(Ba)の超絶スラップでアグレッシブさをトッピング。この日はさらにその上に、花道まで出てきた武瑠が放つ艶っぽいセクシーな吐息まで加えて、危険度マックスで届けて観客を魅了。そのあとは、極悪yujiが「豊洲、よく聞いとけー! 今日“極彩”が勝つことはねぇんだよ! 俺らとはレベルがちげぇんだよー!!」とMCでもオラオラな態度で極悪っぷりを見せつけて、次はミディアムテンポの「UMBILICAL」へと展開。ここでは、武瑠が体の中をグチャグチャにしながら蝕んでいくロストラブな感情を、歌で見事に表現していった。

バンドアンサンブルが、映像で映し出された極彩SuGとインストバトルを繰り広げたあとは「SCREAM IT LOUDER」からライブも終盤へ突入。きらびやかなホーンが場内を熱く揺らした「ZIG ZAG」からChiyuが「行くぞー!」と叫んでフロアがジャンプ→ヘドヴァン→oiコール、シンガロングまでのフルコースをフロア一丸となって息のあったアクションで届け、どこまでも盛り上がっていった「heavy+electro+dance+punk」。それでも物足りないと武瑠が叫び「心、頭をバカにしろ! それだけだ!」とフロアのテンションを高めて突入した「HELLYEAH」は、EDMと切れ味抜群のバンドアンサンブルが生み出す激しいグルーヴと、どんなに壁にぶつかっても“HELL YEAH”な気持ちで突き進んでいく極悪SuGらしいファイティング・スピリッツ溢れる歌でラストを締めくくった。



幕間となる映像でこれまでの極悪SuG vs 極彩SuGのバトルを振り返ったあと、次は後攻の極彩SuGのライブへ。客席の横にある扉が突然開き、そこからポップな衣装を着た極彩SuGが突然現れると観客は狂喜乱舞。そのまま彼らはオーディエンスとハイタッチをかわしながら、フロアの中を笑顔でグングン突き進みステージへ上がる。大歓声が続くなか「SICK’S」が始まると、お客さんは待ってましたとばかり一丸となって踊り出す。武瑠と一緒に撃たれて死ぬポーズもバッチリ決まったあとは、リズム隊がスリリングにグルーヴしてくパーティーチューン「FRIDAY!!」へと華やかに展開。shinpei、Chiyu、yuji、masatoがソロをつなぎ、メンバーの連携プレイが輝く「Fast Food Hunters」から、打ち込みとバンドのアンサンブルが見るたびに美しく溶け合い、エネルギーを爆発させていった「CRY OUT」。場内はすでに極彩SuGらしく派手で楽しい盛り上がりを見せる。

武瑠が「後でやる方がいろんな意味“有利じゃね?”とかいわれないぐらい、圧倒的なポイント差をつけて完全勝利しようぜ!」と宣言したあとは、スケールの大きなストリングスをバンドが見事に取り込んだサウンドで、胸を締めつけるような切ない歌唱で名曲「桜雨」をしっとり、ドラマティックに表現。そこに続けて、映像にリリックを乗せた「teenAge dream」を続け、今度は歌詞に込めたメッセージで聴く者の胸を熱くしていくと、場内にじわじわ感動が広がり、フロアからは大きな拍手が自然とわき起こっていった。ここから楽器隊が映像の極悪SuGとインストバトルを繰り広げて、ライブは後半戦へ。「タオルは汗を拭くためじゃねぇ。バカになるためにあるんだ」と武瑠がいって、オーディエンスがタオルを回し、投げまくった「無限Styles」はyuji、Chiyuもラップで参戦。何もかも忘れて楽しめという開放感を、さらに常夏気分で盛り上げた「上海ハニー」など、最後はステージもフロアも完全燃焼しきってライブはフィニッシュを迎えた。

そうして、本日の対決結果の報告に続いて、全国のポイントをプラスした結果が発表され、極悪SuGは2,906dbpt、極彩SuGは2,917dbptとなり、今年も昨年に続いて極彩SuGからのニューリリースが決定。会場から“VersuS”ならではの「なんかやれ」コールを受け、極彩SuGはウイニングソングとして「B.A.B.Y」をパフォーマンス。「極悪SuG、極彩SuG、合わせてSuGでした」と武瑠が締めくくり、本編を終えた。


アンコールは映像から始まった。「何かに憧れてとかじゃなく、夢を探すために音楽やりだしたから」と話す武瑠。ChiyuはここまでSuGがこれたのは「人との縁と強運」を持っていたからだと語った。しかし、その道は「まったく平坦じゃなかった」とmasatoは振り返って苦笑い。それと並行してshinpeiはサウンドも「最初入った頃はJ-POPだったけどどんどん激しく、ラウドになっていった」と分析。そうしてたどり着いた現在。yujiが「これは、バンド始めた頃からの憧れではあった」といいながらもmasatoは「完全なる挑戦。だから、不安の方が大きい」と告白したもの。その正体は“日本武道館”だ。


武瑠が5月5日、<SuG TOUR 2016 SLVS>ツアーのファイナル公演のアンコールで、いままで何度も話し合ってきたけれども「怖くてできなかった」と話した武道館を「10周年を迎える2017年にやる」と突然宣言したあの“日本武道館”だ。「武道館は10年の答えを出しに行く場所であり、そういう宿命なんだと思う。これから続けるために、武道館がないと進めない。それしか考えられなかった」。ここで映像が終わり、メンバーが静かにステージに現れた。

「ずっと……ずっと逃げてきた挑戦に、いまこそ立ち向かいたいと思いました。2017年9月2日、日本武道館(この瞬間、バックに武道館告知用の映像が映し出されると、映し出された写真と同じ衣装を目の前のメンバーが着ていた!)。10年の全てをもって挑みたいと思います。みんなのこと信じてるから。一緒に作ろう「gr8 story」」。

このタイトルコールに、心が震えた。そして“死ぬ気でGo my way”“またあした またあした って逃げたいけど ただ信じろ”“さぁ ぶち破れ 現状の等身大”と歌う歌詞の全てが、いまのSuGへの最大のエールとなっていったのだ。そうして、最後に全員で“オーダメイドのgr8 story”と大合唱した声は、この先もきっと忘れることはないだろう。

歌い終えた後も、武瑠は言葉を続ける。武道館はいまの自分たちには到底無謀な挑戦であることはわかった上で、それでも挑むことを決めた彼ら。だからこそ「みんなの力を借りたいですといって、会場のファンに「これから携帯を出して撮影して構いません。撮影して、今まで出会った仲間全てに伝えてください。これまで俺たちはたくさんの人に愛されてきたけど、これからのSuGを作れるのは今ここにいるみんなです。“SuG作ろうぜ!”と仲間に届けて下さい」と話して場内を沸かせ、携帯のライトがあちこちで光るなか「誓いを込めて、最高の景色作ろうぜ」と叫んで、「Smells Like Virgin Sprit」を全身を揺らして歌った。みんなの胸に刻み付けるようにこの曲を届けたあと、最後に「これで俺たちは逃げ道はなくなった。あとは進むのみ」といって武瑠を中心にメンバー全員とお客さん全員が手を繋ぎ、ここから先に進むための“決意のジャンプ”を行なって、ライブは終了。深々と頭を下げて挨拶をしていた武瑠が、最後に小指をたて、みんなと「一緒にSuGを作ろうぜ」と“約束”を交わしたあと、メンバーはステージを後にした。

終演後は、舞台の映像を通して日本武道館に繋がる10周年にまつわるベスト盤発売、それに伴うツアーなどについても発表したSuG。発表したからには、もう後戻りはできない。すべては2017年9月2日、日本武道館のため。ぜひとも、みなさんにもこんな彼らと一緒に日本武道館で“SuG”を一緒に作って欲しい。

セットリスト<SuG VersuS 2016 EXTRA「FINAL COUNTDOWN」>

2016年12月30日 豊洲PIT

■極悪SuG
1.KILL KILL
2.FLY WYVERNS
3.BLOODY MARY
4.sweeToxic
5.UMBILICAL
6.Pimp My Cars
7.SCREAM IT LOUDER
8.ZIG ZAG
9.heavy+electro+dance+punk
10.HELLYEAH

■極彩SuG
11.SICK’S
12.FRIDAY!!
13.Fast Food Hunters
14.CRY OUT
15.桜雨
16.teenAge dream
17.Vi-Vi-Vi
18.無限Styles
19.上海ハニー
20.小悪魔Sparkling

-結果発表-
21.B.A.B.Y
EN1.gr8 story
EN2.Smells Like Virgin Sprit

ライブ・ツアー情報

<3/9 SuGの日 FROM PSC>
3月9日(木) 恵比寿LIQUIDROOM

<39 LIVE ADDICT chapter1 THE BEST TOUR>
3月11日(土) 松本ALECX
3月12日(日) 新潟CLUB RIVERST
3月17日(金) 柏Thumb Up
3月19日(日) DUCE Sapporo
3月20日(月) DUCE Sapporo
3月25日(土) 仙台darwin
3月26日(日) 山形ミュージック昭和Session
4月14日(金) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
4月16日(日) 静岡Sunash
4月22日(土) 松阪M'AXA(三重)
4月23日(日) 名古屋CLUB QUATTRO
4月29日(土) 岡山IMAGE
4月30日(日) 高松DIME
5月3日(水) 宮崎SR BOX
5月5日(金) 福岡DRUM Be-1
5月6日(土) 大分DRUM Be-0
5月11日(木) 渋谷TSUTAYA O-WEST
5月14日(日) umeda AKASO

【日本武道館公演】
9月2日(土) 日本武道館

リリース情報

SuG Best Album『MIXTAPE』
2017年3月8日(水)発売
[収録楽曲] メンバーセレクトによる全17曲予定(詳細は後日発表)
[先着購入特典] SuG Best Album「MIXTAPE」オリジナル卓上カレンダー

▼LIMITED EDITION
[品番] PCCA-04513
[形態] CD+2DVD(マルチケース仕様)
[価格] ¥3,611+tax
[DVD収録内容]
・DISC1:MV COLLECTION Part 1(シングル表題曲・全13曲予定)
・DISC2:MV COLLECTION Part 2(アルバムリード曲等・全11曲予定)

▼STANDARD EDITION
[品番] PCCA-04514
[形態] CD
[価格] ¥2,315+tax

『ARCHIVES -SuG 10th Anniversary Collection-』
2017年3月8日(水) ※SuGショップでの予約限定販売
[品番] SCCA-00047
[形態] 3CD+2BD(スリーブ&トールケース仕様・ブックレット(全48頁予定)付)
[価格] ¥13,889+tax
[収録楽曲] メンバーセレクトによる全39曲予定(詳細は後日発表)
[BD収録内容]
・DISC1:MV COLLECTION 2007-2015
・DISC2:SuG VersuS 2016 EXTRA FINAL「COUNT DOWN」
[同梱特典] SuG TOUR 2017 スタッフパスレプリカ

[SuGショップ:ARCHIVES特設ページ] http://a.ponycanyon.co.jp/sug/
[予約受付期間] 1/5(木) 18:00〜2/5(日) 23:59

◆SuGオフィシャルサイト