【ライブレポート】つりビット、赤坂BLITZへ気合い十分「2017年は勝ちに行くよ！」

AKIBAカルチャーズ劇場を舞台に、2016年4月より回数を区切った定期公演を開催してきた、つりビット。好評により2ndシーズンを迎えた定期公演もいよいよ12月22日の公演でラスト。つりビットにとっても2016年の締めくくりとなるステージを見届けようと多くの観衆が集まった。

◆つりビット ライブ写真

新衣装となるピンクの制服姿で登場した5人。「いつか世界を釣り上げます！」というおなじみの自己紹介を挟んで、早速ライヴはスタート。1曲目は2017年2月1日に配信限定リリースされる新曲「My Victory」。気持ちを奮い立たせてくれるようなアップテンポの応援ソングは、ちょうどこの公演の1週間前にMVが先行公開されたこともあって、早くもオーディエンスと一体になって盛り上がるナンバーに。歌う前のMCで、新衣装の靴のヒールが高いから踊るのが心配だとメンバーそれぞれが口にしていたが、そんな不安は微塵も感じさせないぐらいに元気いっぱいに歌い踊る。

「妄想フィッシング学園」「ニガシタサカナハオオキイゾ」と長谷川瑞が〈つりセンター〉を2年連続で獲得した楽曲を立て続けに披露すると、MCコーナーへ。サブリーダーの竹内夏紀から、今日のライヴが「2017年は勝ちに行くよ！」というテーマで構成されたものだと明かされると、メンバーから「目先の目標は赤坂BLITZだけど、それを通過点に未来へつなげていく」（安藤咲桜）、「結成5年目に突入するけど、精神的にもみんなのセクシーな感じも見せていきたい」（長谷川）など、それぞれに意気込みを語った。


定期公演のお楽しみのひとつ、ユニットによるカバー曲コーナーは、小西杏優と竹内夏紀の〈あゆなつ〉コンビが担当。「今回のテーマにぴったり！　自分たちが決めた道しか進まない」（小西）と語って、PUFFY「これが私の生きる道」のカバーを披露。本家よりもさらに脱力したスタイルで、いつものつりビットとはまったく違った魅力を振り撒いた。再び5人がステージに揃うと「負けないガッツ～いつか世界を釣り上げます～」「サバイバルドリーム」で、2月26日に開催予定の赤坂BLITZワンマンライヴに向け、階段を駆け上っていく強い意志が込められたパフォーマンスを披露。会場の温度をぐんぐんと上げていく。

後半は「今の季節にピッタリの曲」（安藤）として「ムーンライトキッス」「キメキメクリスマス」をキュートに歌い上げると、クリスマスの思い出をそれぞれに語りだす。「クリスマスは毎年家族と過ごすけど、私が好きなものばっかり出してくれるから幸せ！」（聞間彩）、「サンタさんに手紙を書いて置いたら、朝起きたら無くなってた。しかもお礼のサインが英語で書いてあって、あれはママやパパには書けないから、絶対にサンタはいます！」（小西）と、ほのぼのすぎるエピソードを披露した。

ラストの定期公演もいよいよ終盤。つりビット冬の定番曲「ウロコ雲とオリオン座」をロマンチックに聴かせ、さらに2016年6月にリリースしたシングル曲「Chuしたい」で♪あなたと今この浜辺でChuしたい と歌うと「オレモー！」コールが巻き起こる。ラストは「裸足のマーメイド」を歌い上げ、大きな盛り上がりをみせて本編は終了した。

すると「ここで重大発表があります！」というMCが。バックのスクリーンに「4月5日 待望の2ndアルバム『Blue Ocean Fishing Cruise』発売決定！」という文字が映し出されると、会場から大きな歓声があがった。2月26日開催の過去最大級となる赤坂BLITZワンマン、そして約2年半ぶりとなるアルバムのリリースと、2017年もつりビットの活躍から目が離せない！

取材・文◎宮内健