【連載特別編】フルカワユタカと須藤寿はこう語った -net radio-

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フルカワユタカ連載コラム『フルカワユタカはこう語った』の“net radio ver.”が再び。“【連載特別編】フルカワユタカと原昌和はこう語った”と題して、the band apartの原をゲストにnet radioをお届けしたのが2016年6月のこと。そしてnet radio第二回目は、2017年連載第一弾にして、アコースティックツアー<And I'm a Rock Star TOUR extra>開催を発表したばかりのフルカワユタカが、ゲストに髭の須藤寿を迎えて実施した1時間オーバーの対談となる。

◆『フルカワユタカと須藤寿はこう語った』 動画

もちろん今回もプライベートなぶっちゃけトークから、両氏が開催する<And I'm a Rock Star TOUR extra>の予感、そして深い音楽トークまで満載だ。ぜひともフルカワ自身が記した以下のイントロダクション的コラムを読んでから、net radioに耳を傾けていただきたい。なお、ジングル的に収録されたオープニング&エンディングテーマにもご注目を。(BARKS)

   ◆   ◆   ◆

僕はたまに彼が嫌いだ。が、決して苦手ではない。
僕はとても彼が好きだ。が、やはり得意ではない。

16年前。2000年、ドーパンがようやくインディーズで音源を出したころ、木下理樹と出会うもっと前。下北沢シェルターのイベントで僕は彼と出会った。同い年くらいのそいつは、キャラクターからボーカルスタイルから既に仕上がっていて、それに比べると自分のやっていることがなんだか文化祭の延長のように感じて悔しかった。本物にならねばと思った。大袈裟ではなく、その日から僕は変わった。ちなみに、後になって彼にその話をしたらまるで覚えていなくて、顔には出さなかったが相当ムカついた。

それから6年後。2006年、『DANDYSM』(※DOPING PANDA メジャー1stアルバム)を出した年。僕はフジテレビの深夜にやっていた『FACTORY』という番組に出演した。楽屋は大部屋。その日の出演バンド全員の控え室で、部屋に入ると中央に長机が並んでいた。整頓されていたはずの弁当や飲み物といったケータリングをどけて、サングラスに青いカーディガンという風体で彼はその長机に寝ていた。土足だったかどうかまでは覚えていないが、とにかく無礼だった。「こういう、”非常識ってロックだろ”みたいなヤツが一番嫌いなんだよ、俺は」。そうハヤトに言い放ったのを覚えている。

さらに5年後。2011年2月27日、かつて一番嫌いだと言い放ったその男が率いるバンドを、僕はドーパンの企画に誘った。「初めての対バンです!!」と、MCで彼はそう言った。アルバム『サンシャイン』(※8thアルバム)は間違いなく名盤だ。2000年に僕が下北沢シェルターで感じた焦りや嫉妬を思い出させてくれた。そのころ、僕は2010年くらいから内向きな活動が増えていたドーパンの軌道をどうにか変えようともがいていた。赤坂ブリッツで行なわれたそのライブの打ち上げで僕らはいっぺんに友達になった。その12日後、大震災が起きた。

震災の直後、彼は僕をご飯に誘ってくれた。今思うと自意識過剰な話だが、いわゆる“不謹慎狩り”を恐れて新大久保という普段絶対に集らない場所で (しかも、僕の提案だったのではないだろうか……)、ポリシックスの林君と三人でご飯を食べた。僕はアルバムリリースが延期された上に、ツアーを飛ばしたことで相当ショックを受けていたのだが、世の中が大変な時に、そもそもそんな個人的なことでショックを受けていること自体許されるのか分からず、文字通り毎日部屋で膝を抱えていた。2人曰く、その日の飲み会は「”フルカワ君のせいで”本当につまらなかった」らしい。その後、林君から誘われたことは一度も無い(笑)。林君、僕はもうちょっと面白く飲めますので、近々僕から誘わせてください。

2012年4月19日、ドーパンの解散ライブももちろん見に来てくれた。いろんな人が「お疲れさま」という感想を言うなかで、彼は解散に対して「なるほど」と思ったと言った。解散後、彼はよく僕のスタジオに遊びに来た。一緒にデモを作ったり (※アップしているデモ音源もこの時期のもの)、ゴメスを連れて来てガタリ (※弾き語り)のプリプロをしたり。僕は彼に曲を提供したりした。が、とあることで僕は彼と大げんかをした。制作中にちいさい小競り合いはあったが、そういうのではなく、僕的に絶対に許せないことをされたので僕は本気で怒った。彼は謝ってくれたが、こういう性格なので僕はちゃんとは許さなかった。

2013年11月13日、忘れもしない僕の1stアルバム (※『emotion』)の発売日。僕は街で偶然彼と出会った。久しぶりな彼との会話は思いのほか自然で、“ずるいな”と思った。事務所に打ち合わせに行く途中だった彼に「暇なら散歩がてら付き合ってよ」と言われたので20分くらい一緒に歩いた。

2014年2月27日、下北沢シェルター (※<須藤寿&フルカワユタカ生誕前夜祭>)。僕は彼の横でギターを弾いた。「弾くのは2曲だけだよ」と言われていたのに、直前に7曲になった。僕はギターが上手いから大丈夫だったけど、他の人にそんなことをそんな風に言わないほうがいいですよ、と僕は思った。その2日後、お返しというわけではないが、僕のツアー (※<emotion tour 2014>)の高松公演に出てくれた。彼は5日連続ライブ後だったので一切声が出ない状態 (みんなの想像よりもっと)だったのだが、“マジで”カッコよかった。

来月、一緒にツアーする。喧嘩しないようにしなければな。一応年上だし、ある程度のことは僕が我慢すればいいだろう。須藤寿はどうにもめんどくさいけど、才能のある音楽仲間であり、とても大事な友人だから。

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【net radio オープニング&エンディング曲】
「フルカワユタカと須藤寿はこう作った」
作詞/作曲:フルカワユタカと須藤寿
※2012年に僕のスタジオで録音したデモ音源です

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■<And I'm a Rock Star TOUR extra>(acoustic live)

2017年2月14日(火) 福岡 Queblick w/須藤寿
2017年2月16日(木) 札幌 KRAPS HALL w/須藤寿
2017年2月19日(日) 仙台 PARK SQUARE w/須藤寿
2017年2月28日(火) 吉祥寺 STAR PINE'S CAFÉ w/須藤寿

■レコ発ツアープレイベント<フルカワユタカはこう弾き語った 第1回>

2017年1月26日(木) 京都 SOLE CAFE
※アコースティックワンマンイベント
OPEN 19:00/ START 19:30
(問)SOLE CAFE 075-493-7011

■東名阪ツアー<And I'm a Rock Star TOUR>

2017年2月10日(金) 東京 渋谷 WWW-X
OPEN 18:15 / START 19:00
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888
2017年2月25日(土) 愛知 名古屋 JAMMIN'
OPEN 17:30 / START 18:00
(問)ジェイルハウス 052-936-6041
2017年2月26日(日) 大阪 梅田シャングリラ
OPEN 16:30 / START 17:00
(問)YUMEBANCHI 06-6341-3525
▼チケット
前売¥3,990(税込、D別) オールスタンディング
※3歳以上、チケット必要
※各公演ごとに、ドリンク代別途必要



■アルバム『And I’m a Rock Star』

2017年1月11日(水)発売
NIW128 / 2,778円+税
01.サバク
02.I don't wanna dance
03.and I'm a rock star
04.真夜中のアイソレーション
※tvk「MUTOMA」1月度テーマソング http://www.tvk-yokohama.com/mutoma/
05.lime light
06.so lovely
07.walk around (feat. いつか [Charisma.com])
08.can you feel
※提供楽曲セルフカバー:FRONTIER BACKYARD mini Al「Backyard Session #2」(2015.9.9発売)収録
09.next to you
10.プラスティックレィディ
※提供楽曲セルフカバー:りぶ Al「singing Rib」(2015.2.4発売)収録

◆【連載】フルカワユタカはこう語った
◆フルカワユタカ オフィシャルサイト
◆髭 オフィシャルサイト
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