<DAVID BOWIE is>、いよいよ開幕

ツイート

いよいよ日曜日(1月8日)、デヴィッド・ボウイの大回顧展<DAVID BOWIE is>が開幕するのを前に、木曜日(5日)、同展を主催するヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のキュレーター、ヴィクトリア・ブロークスさんとジェフリー・マーシュ氏が来日し、その見どころについて語った。

◆<DAVID BOWIE is>画像

<DAVID BOWIE is>が2013年、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催するにあたり、ボウイは彼のアーカイブへのアクセスを許可。ボウイによる手書きの歌詞、メモ、イラスト、衣装など300点以上の品々が、映像、音楽、インタビュー音声とともに展示され、英国では31万人以上という記録的な動員数を誇った。

同展はその後、カナダ(トロント)、ブラジル(サンパウロ)、ドイツ(ベルリン)、アメリカ(シカゴ)、フランス(パリ)、オーストラリア(メルボルン)、オランダ(フローニンゲン)、イタリア(ボローニャ)を周り、その動員数は160万人を突破した。日本(東京)は10都市目の開催地となる。

ブロークスさんは「ロンドンの後、次に開催したいと思っていたのが東京だった。ようやく実現できたことを嬉しく思う」と、マーシュ氏は「この展示会では、類まれなロンドナーであるデヴィッド・ジョーンズ、後のデヴィッド・ボウイのストーリーを語っている」「また、ボウイが多くの文化に影響を受けていたことを描いている。その1つが日本で、彼は日本の文化にとても惹かれていた」と話した。


見どころについて、ブロークスさんは「ボウイは、10代のころ、まだアーティストとして日の目を見ず苦労していた時期に考えていたアイディアやスケッチを残しており、この展示会では、アーティストとしてのボウイがどのように形成されていったのか、原点から目にすることができる。そして、最大の見どころは、ボウイの哲学だと思う。彼の柔軟なものの考え方、常に新しい生き方を模索し、異文化への興味や関心、それらを積極的に取り入れる姿勢、先入観や常識にとらわれることを拒否する彼の哲学は、私たちに大きなメッセージを残した」と語った。

展覧会は、ボウイの初めてのバンドThe Kon-rads時代から始まり、これまでなかなか目にすることがなかった当時の写真や彼が書き留めたアイディアなどを、入り口で配布されるヘッドフォンから流れるボウイの肉声を聞きながら目にでき、たちどころにボウイの世界に没入することとなる。



『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』『ダイアモンドの犬』、ベルリン時代から『ザ・ネクスト・デイ』まで、デヴィッド・ボウイの歴史と変貌をたどり、彼の哲学、美しさ、斬新で挑戦を恐れない革新的なアーティスト性、そして常に前を向く確固とした姿勢に触れることができる。ファンならば、様々な想いが沸き起こり、ほろっとする瞬間が何度もあるはずだ。

また、ヘッドフォンの機能が素晴らしく、それぞれのセクションに足を踏み入れると、自動的に展示物とシンクする音楽だったり、ボウイの肉声が流れるようになっており、目と耳でどっぷりとその世界に浸ることができる。

圧倒的な数の展示物とその内容、サウンドとヴィジョンが織り成すこの展覧会は、異次元の世界に足を踏み入れたような体験をもたらし、この魅惑的な時間と場所は何度も訪れたくなることだろう。







そして、この展覧会は、ボウイは直接関わっていないというものの、彼が生前、そのアーカイブへのアクセスや開催を許可しているところに意味がある。死後、他の人の手によって集められ、開かれたものではない。彼が創り上げたとまでは言えずとも、ボウイが承認し、私たちのために提供してくれた場所だ。

photo:Shintaro Yamanaka(Qsyum!)、利根川幸秀
文:Ako Suzuki


<DAVID BOWIE is>

2017年1月8日(日)~4月9日(日)
火~木・土・日・祝 10:00~20:00(最終入場19:00)
金 10:00~21:00(最終入場20:00)休館日:毎週月曜日(但し、1/9、3/20、3/27、4/3は開館)
@寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川二丁目6番10号)
・一般 前売¥2,200/当日¥2,400
・中学生・高校生 前売¥1,000/当日¥1,200
・限定オリジナルグッズ付き ¥5,000 ※前売りのみ。
・ALL TIME ¥3,000 ※前売りのみ。

■一般発売(チケットぴあ http://w.pia.jp/t/davidbowieis/にて販売)チケットは10月28日(金)10:00より順次販売開始。
(1)販売開始:10月28日(金)10:00~/対象入場日:2017年1月8日(日)~1月31日(火)
(2)販売開始:12月2日(金)10:00~/対象入場日:2017年2月1日(水)~2月28日(火)
(3)販売開始:2017年1月13日(金)10:00~/対象入場日:3月1日(水)~4月9日(日)
※ご入場いただける日時が指定されたチケットとなります。
※ご入場日時の枠は各日、
(1)【10:00-12:00】
(2)【12:00-14:00】
(3)【14:00-16:00】
(4)【16:00-18:00】
(5)【18:00-19:00】
の計5枠となります。(毎週金曜日の(5)は~20:00まで入場可/21:00 閉館)
※お手持ちのチケットのご入場日時枠の中で、お好きな時間にご入場いただけます。
例)(1)【10:00-12:00】のチケットをお持ちの場合 → 10:00~12:00の間にご入場が可能です。
※入れ替え制ではございません。またご入場後の館内滞在時間の制限はございません。
※小学生以下のお客様は無料でご入場いただけます。※各日前日の23:59まで前売料金にてご購入いただけます。
※各日入場枠に残数がある場合は当日券を販売予定です。詳しくはオフィシャルサイトにてご案内させていただきます。

公式サイト:www.DAVIDBOWIEis.jp
公式SNS:@davidbowieisjp(Twitter、Facebook、Instagramいずれも)
お問い合わせ先(ハローダイヤル):03-5777-8600(営業日時:全日/8:00~22:00)
チケットの購入方法に関するお問い合わせ先:0570-02-9111(チケットぴあインフォメーション)
主催:DAVID BOWIE is日本展実行委員会
企画:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)
音響協力:ゼンハイザー
一般協賛:ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 / 寺田倉庫
後援:駐日英国大使館 / ブリティッシュ・カウンシル / 品川区 / TOKYO MX / テレビ神奈川 / WOWOW / J-WAVE TOKYO FM / InterFM897 / 文化放送
協力:日本貨物航空株式会社 /日本航空株式会社 / ムービープラス
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス