名機を復刻したアナログ・シンセ「MS-20 mini」にホワイト登場、「ARP ODYSSEY」待望のフルサイズバージョンも

ツイート

歴史的な名機「MS-20」をニミ・サイズで復刻したアナログ・シンセサイザー「MS-20 mini」にカラー・バリエーション・モデルとしてホワイト・モノトーン・カラーが登場した。また、2015年に復活したアナログ・デュオフォニック・シンセサイザー「ARP ODYSSEY」のフルサイズバージョンついに発表、「ARP ODYSSEY FS」Rev1/2/3がそれぞれ台数限定で発売される。

1月19日より米アナハイムで開催されるNAMMショーに向け、数々の新製品が発表されている。コルグからはアナログシンセサイザーの新製品として、2つの復刻モデルのバリエーションモデルが登場している。

■「MS-20 mini」の新色ホワイト・モノトーン


▲ホワイトのフロントパネルが魅力的な新色のMS-20 mini WM(White Monotone)

1978年のオリジナル「MS-20」の発売から40年近くの時を経て登場する初の新色、「MS-20 mini WM(White Monotone)」は、MS-20の象徴である存在感のあるブラックをベースに、フロントパネルやノブをクリーンなホワイトでまとめたモノトーン仕様。数量限定での発売となる。

セミ・モジュラー・シンセサイザーにふさわしい「MS-20」のビンテージ感とまったく新しいスマートさを兼ね備えたファン垂涎の限定モデル。オリジナル「MS-20」のエンジニアが責任監修し、当時のアナログ回路を完全再現した2VCO/2VCA/2VCF/2EG/1LFO構成、MIDI IN端子とUSB端子の搭載などカラー以外の仕様は現行の「MS-20 mini」と同様だ。発売は1月下旬予定。

■待望フルサイズ版、標準鍵盤搭載の「ARP ODYSSEY FS」


▲標準鍵盤を搭載したARP ODYSSEY FSは3世代のデザインをラインナップ

一方、待望のフルサイズ「ARP ODYSSEY」となる「ARP ODYSSEY FS」はRev1/2/3の3世代のデザインをフルラインナップして登場した。

1970年代の伝説的シンセサイザー「ARP Odyssey」を、アナログのまま再構築、現代の音楽制作環境に合わせてアップデートして2015年にコルグにより復刻された「ARP ODYSSEY」は、完全なアナログ回路をややコンパクトな86%サイズに収めたものだった。今回登場のモデルは、オリジナル「ARP Odyssey」にさらに接近したフルサイズ。標準鍵盤を搭載した重厚感あふれるボディはステージでの高いプレイアビリティと圧倒的な説得力をプレイヤーに提供する。

また、製品の組み立てプロセスを当時のホームであるアメリカで行うことで、品質やサウンド、そしてスピリッツも忠実に受け継いだ。ビンテージではなく新たに手に入れることのできるフルサイズ「ARP ODYSSEY FS」は、1972~1974年に生産された白パネルのRev1、1975年~1976年の黒パネルに金シルクのRev2、1978年~1981年の黒パネルにオレンジ・シルクのRev3、すべてのデザインをラインナップ。ARP Instrument社の共同創業者であるDavid Friend氏の監修のもとに完全再現した「ARP ODYSSEY」と同じ回路を搭載している。発売次期は未定。


▲ARP ODYSSEY FS Rev1


▲ARP ODYSSEY FS Rev2


▲ARP ODYSSEY FS Rev3


▲上が標準鍵盤のARP ODYSSEY FS、下がスリム鍵盤のARP ODYSSEY。

製品情報

◆MS-20 mini WM(White Monotone)
価格:49,800円(税別)
発売日:2017年1月下旬予定
◆ARP ODYSSEY FS Rev1
価格:200,000円(税別)
◆ARP ODYSSEY FS Rev2
価格:200,000円(税別)
◆ARP ODYSSEY FS Rev3
価格:200,000円(税別)
発売日:未定

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス