【インタビュー】BREAKERZ、『名探偵コナン』主題歌で「いつか何かを達成した時に真実を」

■一発の打ち上げ花火みたいなフェスとも違う
■一夜一夜がプレミアムショウ──SHINPEI

──それと今回のシングルは初回限定盤Aに歴代の『名探偵コナン』のテーマソングのライヴトラックが7曲収録されているんですよね。

DAIGO：そうなんです。『名探偵コナン』ファンの方にはお得感もあるし、ライヴだからBREAKERZとお客さんが作り上げてきた熱気が伝わると思うんですよね。ファンのみんなにとっても、現時点でDVDにも収録されていない未発表のライヴトラックなので、会場に行った人は思い出しながら懐かしく聴けるかもしれないし、初めて聴く人は新鮮なんじゃないかな。

▲SHINPEI（G）

──レアですね。そしてBREAKERZの2017年と言えば1月21日のGRANRODEOとの対バンからスタートする10本のライブ＜BREAKERZ10周年10番勝負 -VS-＞ですよ。この対決型ライヴをやろうと思ったキッカケというのは？

DAIGO：「せっかくだから、やっていないことやりたいね」って話になって、「じゃあ、10周年だから10番勝負がいいんじゃないか」と僕が提案させてもらいました。まずは動かないと始まらないということで、僕たちが音楽をやっていく中で築き上げた関係性から、縁あって仲良くさせていただいているアーティストの方々に声をかけさせてもらったんです。

──なるほど。

DAIGO：GRANRODEOさんはイベントに呼んでいただいたこともあり、AKIHIDEさんやSHINPEIはギターのe-ZUKAさんと打ち上げで楽しく話していたし、僕もKISHOWさんと仲良くさせていただいているので。MY FIRST STORYはVAMPSさんの＜HALLOWEEN PARTY＞で共演して交流が生まれたのがキッカケですね。ゴールデンボンバーは友達なので少なくとも彼らだけは出てくれるだろうと思ってました（笑）。鬼龍院くんと喜矢武くんはゴハンに連れていったりしているので、そのポイントが貯まって、今回受けてくれるなと（笑）。

SHINPEI：はははは。ポイント！

DAIGO：仲良しポイントね（笑）。ほかにシドさんや超特急さんとも共演するんですけど、ホントに楽しみですね。尊敬している先輩にも勇気を出して声をかけさせてもらっていて、とにかくどの対バンも1日しかないスペシャルなライヴになることは間違いないです。

──2マンだから、演奏時間が短いっていうこともないですもんね。両アーティストの対決がしっかり見られる。

DAIGO：短い時は俺ばっかりMCでしゃべることになるけど、今回は長いからAKIHIDEさんとSHINPEIにも10分ぐらいしゃべってもらって……。

AKIHIDE＆SHINPEI：え、10分!?（笑）。

──それじゃトークイベントだから（笑）。

DAIGO：ははは。それは冗談として、よりBREAKERZを深く知ってもらえると思うし、共演するアーティストのことも知ることができる。お互いのファンが楽しめるイベントにしたいですね。

▲「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」通常盤

──いい意味でのガチの対決ですね。

DAIGO：対決でもあり、時には胸を借りる場合もあり（笑）。この10周年の一番の目玉ですよね。これ以上、何かあるのかな？

──はははは。

DAIGO：いや、また考えると思うけど、バンドの全てを注ぎ込む一大イベントになると思うので。

──見逃せないですね。

DAIGO：ワンマンのつもりで。全部見に来ても絶対、楽しめると思うし、これに10回来たらもうね。

──ポイント貯まります？

DAIGO：貯まりまくりです（笑）。

AKIHIDE：僕自身もすごく楽しみにしているんですけど、出演していただく皆様にも楽しんでもらえるように。

──何といってもBREAKERZ主催ですから、ホスト役を務めるというね。

AKIHIDE：はい。BREAKERZとして今までほぼない経験なので。

DAIGO：こんな大掛かりなのは初めてですね。

AKIHIDE：そこも含めて気合いを入れつつ。

SHINPEI：一発だけの打ち上げ花火みたいなフェスとも違うし、一夜一夜がプレミアムショウというか、見逃せない時間になると思うので、ぜひ見に来ていただきたいですね。どこに来ていただいても間違いなく楽しめると思います。

──このインタビューの現時点では、まだ対バンが未発表の公演もありますが、“これ以上、何かあるのかな？”と思ってしまうくらいの、10周年のメインイベントなわけですね。

DAIGO：そう思ってもらってもいいぐらい、ブッキングも含めて頑張りました。10周年だからこそ、お誘いできるというのもありますしね。13周年とかだと中途半端じゃないですか（笑）。次にできるのはまた10年後ぐらいの気持ちで取り組みます。

取材・文◎山本弘子






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