ブラック・アイド・ピーズのタブー、癌闘病の経験を曲に

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2016年11月、その2年ほど前に癌と診断され治療を受けていたと明かしたブラック・アイド・ピーズのタブーが、その経験をもとに作った曲「The Fight」のミュージック・ビデオを公開した。

◆タブー画像


タブーは2014年、ステージ2の精巣がんと診断されたという。バンド・メイトのウィル・アイ・アムがすぐに優秀な医師を紹介してくれ、その指示のもと、手術や化学療法を受けながら闘病生活を送った。幸いなことに、昨秋、病を公表したときにはすでに寛解したとの報告もなされた。

彼は『People』誌のインタビューで、「“The Fight”は、癌と闘っているとき、僕にとって最もダークな時期に作ったんだ。このビデオは、そのときの孤独、そして自分の幼い子供たちの中に見出した明日への希望について語っている」と話した。

「The Fight」は、癌患者を支援する団体American Cancer Societyと提携しリリースされ、タブーは、同団体がスタートした、異変があったらすぐに検査を受けるよう呼びかけるキャンペーンにも参加している。

タブーは癌を公表した際、「あきらめたいって思った瞬間が何度もあった。でも、同じような闘いを経験したスポーツ選手にインスパイアされるようになった」「僕も同じように、自分のストーリーをほかの人達と共有し彼らをインスパイアしたい」と話していた。

Ako Suzuki
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