Mew、国際情勢も反映したニューALに「大切なリマインダーなんだ」

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デンマーク出身のオルタナティヴ・ロックバンドMewが、ニューアルバム『ヴィジュアルズ』のリリースを発表した。新曲「Carry Me To Safety」およびアルバムのティーザー映像が公開されている。

◆「Carry Me To Safety」&AL『ヴィジュアルズ』ティザー映像

一時脱退していたベーシストのヨハン復帰後初にして、約5年半振りとなった新作『+-』を2015年4月にリリースした後、サマソニ出演、単独公演など7ヶ月で3度の来日を果たしたMew。その後も、ヴォーカルのヨーナスはデュラン・デュランの新作『Paper Gods』に収録の「Change The Skyline」にゲスト参加したり、同郷の女性シンガー・ソングライターであるアグネス・オベルのミュージック・ビデオを手がけるなど、バンドは多忙を極めていた。そんな彼らが、4月28日(金)に7作目のニュー・アルバム『ヴィジュアルズ』をリリースする。

前作『+-』から2年ぶりというMewにしては短いスパンでリリースされる今作について、フロントマンであるヨーナスはこう語る。「前作で行ったツアー中はクリエイティヴィティの限界に達してしまうかと思うほど曲を書きまくって、最高の状態だったんだ。だからいつもの制作サイクルを一度打ち破ってみるのがとても正しいことに思えた。いつものように3年〜4年待つんじゃなくて、ワールドツアーで蓄えたエナジーを使って成り行きのままにアルバムを作りたくなったんだよ。」

今作は、コペンハーゲンにあるスタジオでバンドのセルフ・プロデュースで制作され、ヨーナスの言葉通りなんと1年もかからずに完成させたという。バンド史上最も簡潔ながらも、一つ一つの曲に違った物語が隠されているそうだ。



また、Mewらしい多幸感溢れるスローな楽曲から実験的な80'sポップ風の楽曲まで、様々なスタイルの11曲が収録される今作には、昨今の国際情勢も反映されたという。歌詞についてヨーナスは、このように思いを述べた。「昨年は多様なレベルでかなり暗い一年であったように思う。だから歌詞は自発的に出てきたと言ってもいいんじゃないかな。今この場所に銘記されるような大切なリマインダーなんだ。」

アルバムの最後に収録される新曲「Carry Me To Safety」が公開されているので、まずはこちらをチェックして欲しい。なお、アルバム発表と共に公開されたティーザー映像には、メンバーが総出演している。


新作のリリースと共にヨーロッパツアーも発表されているが、まだまだこの後もたくさんのショーが発表されるという。来日も、是非とも期待したいところだ。アルバムの日本盤詳細は、追って発表される。

Mew ショート・バイオ

1994年に幼馴染のヨーナスとボウ、ヨハン、そしてスィラスによって結成されたデンマーク出身のオルタナティヴ・ロックバンド。日本デビュー作となった2003年『フレンジャーズ』がデンマークの音楽評論家によるアワードで、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「バンド・オブ・ザ・イヤー」を受賞。同年サマーソニックで初来日。

その後2作品を発表し、2009年には再びサマーソニックで、翌年には単独ツアーで再来日。そして昨年一時脱退していたベーシストのヨハン・ウォーラートが復帰、2015年4月に約5年半振りとなる新作『+-』をリリース。同年のサマーソニック出演、ギタリストのボウ・マドセンの脱退を経て、11月にはジャパン・ツアーのために来日。

2017年4月、2年ぶりの新作『ヴィジュアルズ』をリリース予定。

アルバム『Visuals(ヴィジュアルズ)』

海外発売日:2017年4月28日(金)
レーベル:Hostess
※日本盤詳細は追ってご案内

<トラックリスト>
1.Nothingness and No Regrets
2.The Wake Of Your Life
3.Candy Pieces All Smeared Out
4.In A Better Place
5.Ay Ay Ay
6.Learn Our Crystals
7.Twist Quest
8.Shoulders
9.85 Videos
10.Zanzibar
11.Carry Me To Safety

※新曲「Carry Me To Safety」iTunes配信スタート&アルバム予約受付中
リンク:https://itunes.apple.com/jp/album/visuals/id1194889317?app=itunes&ls=1&at=11lwRX
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