【レポート】MY FIRST STORY、ドキュメンタリー映画舞台挨拶で「もっと自由に、もっと楽しく」

MY FIRST STORYのドキュメンタリー映画『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM —全心—』の完成披露上映会および舞台挨拶が2月6日、TOHOシネマズ新宿で開催された。当日はMY FIRST STORYのHiro、Teru、Nob、Kid’zおよび木村和亮監督が登壇、客席からは大きな拍手が沸き起こった。

◆『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM −全心−』画像

同映画は圧巻のライブシーン、舞台裏の貴重映像の数々、初めてカメラの前で語られる結成秘話など、彼らの5年間の軌跡を追ったものだ。また、2016年6月からスタートした47都道府県を網羅する＜We're Just Waiting 4 You Tour 2016＞、そしてツアーファイナルの日本武道館にも密着するなど、長きにわたる膨大な記録映像とともにバンドのリアルが描かれた。メンバーおよび監督は同映画についてこう語っている。


「武道館に立つなんて、そして映画になるなんて、限られた人しかいないと思うので本当に光栄でした。監督とは以前からの知り合いなので、素晴らしいものが出来たと思います。47都道府県ツアー期間中、そこで何が起きていたのか、この映画を観てもらうとすべてわかると思います。この映画を観たら、すべての答え合わせができるようなものになっています。精神的にもすり減って、つらいときもすべてバッチリ映っていて。それはなぜだったのか、それでも武道館まで到達したものはなんだったのかとか、僕たちが普段にんなに伝えないようなものがたくさん入っているので、この映画を観てもらったほうがわかりやすいかもしれない。武道館でのライブは、その1日のために構想だけで約3年近く費やし、すべてを注ぎ込んだので、今考えてもあまり記憶がなく、映像で観て“こんな感じだったんだ”と思いました」──Hiro (Vo)

「素晴らしい体験でした。武道館もですが、まだ実感が湧いていません」──Teru (G)

「本当にいろんなところを撮られました。たくさんの思いの詰まった映画です」──Kid’z (Dr)

「監督にはPVも撮ってもらっていたので、違和感なく撮影が行われましたが、(ライブ後に)悔しくて泣いているところなど、こんなところまで撮らないでくれというのもありました（笑）。でも、武道館でのシーンはメンバーみんなのいろんな表情を観ることが出来て、映画を撮ってもらってよかったと感じました」──Nob (B)

「彼らの成長が描かれた映画です。彼らに負けないようにという気持ちで撮りました。映画を撮影し始めた頃と撮影ファイナルの頃では表情がまったく変わっています。47都道府県ツアーをやり遂げた彼らをスクリーンで観てください」──木村和亮監督

ドキュメンタリー映画『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM —全心—』は2月17日より2週間限定で全国ロードショーが行われる。同舞台挨拶の最後にHiroは今後についてこう語った。「僕の中で武道館までが一区切りだったんだなと思っています。これからは、今まで越えてきたいろいろなものを気にせずに歳をとっていきたい。もっと自由に、もっと楽しく、音楽活動をしていきます。見ていてください。よかったら僕たちと歩いていってください」。