石川セリ、2作品が再リリース

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石川セリの2作品が、リマスタリング音源にて2月15日に再リリースされる。オリジナルリリース40周年記念盤として発売が決まったもので、ひとつはアーティスト史に残る重要作2ndアルバム『ときどき私は…』、もうひとつは今回が初CD化となるライブアルバム『FIRST LIVE』だ。

ファンの中でも人気が高い1976年発売の『ときどき私は…』は、松任谷正隆、矢野顕子、伊藤銀次、小原礼、後藤次利、村上秀一、浜口茂外也、シュガーベイブ(山下達郎、大貫妙子、村松邦男)といった強力すぎる豪華ミュージシャンが集うスーパーアルバムで、荒井由実、下田逸郎、樋口康雄、松本隆…他から楽曲提供を受けた会心の一作だ。

デビューアルバム『パセリと野の花』での素朴で可憐なソフトロック/フォーク路線から一転、3年間のブランクを経てリリースされた本作は、アンニュイで大人っぽい雰囲気のニュー・ミュージック路線になった彼女の代表作となった。そして今回、ボーナストラックとしてバージョン違いの楽曲が4曲と、アルバム未収録の人気曲「海は女の涙」が追加収録され、オリジナルを超える充実度の作品となっている。

一方のライブアルバム『FIRST LIVE』は、1977年にアナログ・レコードでリリースされたもので、同年に行われた<石川セリ コンサート><石川セリ リサイタル>計4回のコンサートから選りすぐられたライブ音源集だ。代表曲「ダンスはうまく踊れない」、デビュー曲で同名の映画の主題歌である「八月の濡れた砂」はもちろん、いきなりの大ネタ「You are The Sunshine of Your Love」(スティービー・ワンダー)で幕を開け、「Let‘s Love」(ポール・マッカートニー)、「Knock on the Hevens Door」(ボブ・ディラン)、マリーナ・ショーなども取り上げた定番「Easy Evil」(スリー・ドッグ・ナイト)といった外国曲カバーも秀逸だ。当時24歳だった石川セリだが、独特のアンニュイな歌唱スタイルは既に確立されていたことがよく分かる。

近年、福岡でのレギュラーラジオパーソナリティーなど積極的な活動展開が続いており、2017年はライブ活動も計画中だ。


石川セリ『ときどき私は…』

2017年2月15日発売
SHM-CD BRIDGE245 2500円
※2017年最新リマスタリング / 紙ジャケット仕様
※オリジナル:FX-6047 フォノグラム(1976)
1.Introduction -朝焼けが消える前に
2.霧の棧橋
3.ときどき私は...
4.虹のひと部屋
5.なんとなく...
6.さよならの季節
7.ひとり芝居
8.SEXY
9.TABACOはやめるわ
10.優しい関係
11.フワフワ・WOW・WOW
12.遠い海の記憶
13.フワフワ・WOW・WOW(シングルver.)(ボーナストラック)
14.フワフワ・WOW・WOW(Re:SEXY収録ver.)(ボーナストラック)
15.SEXY(Re:SEXY収録ver.)(ボーナストラック)
16.SEXY(カラオケver.)(ボーナストラック)
17.海は女の涙(ボーナストラック)


石川セリ『FIRST LIVE』

2017年2月15日発売
SHM-CD BRIDGE246 2500円
※2017年最新リマスタリング / 紙ジャケット仕様 ※初CD化
※オリジナル:S-7029 フォノグラム(1977)
1.Opening ‐You Are the Sunshine of My Life
2.SEXY
3.Let's Love
4.春を売った女
5.青銅の女
6.あしたの風
7.八月の濡れた砂
8.遠い海の記憶
9.Easy Evil
10.Knockin' on Heaven's Door
11.ダンスはうまく踊れない
12.気まぐれ

◆石川セリ・オフィシャルサイト
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