【レポート】SHINee、4年ぶりの大阪城ホール公演開催「5回目のツアーがスタートしました！」

SHINeeが2月16日および17日、5度目となる日本全国ツアー＜SHINee WORLD 2017～FIVE～＞にして、約4年ぶりとなる大阪城ホール公演を開催した。2016年、2度目の東京ドーム公演と初の京セラドーム公演を成功させ、日本での通算動員100万人を突破したドーム級アーティストのライブということもあり、チケットは即日完売の超激レアチケットとなっていた。

◆SHINee 画像

そんなプレミアチケットをゲットした約19,000人(2日間合計)が詰めかけた会場は熱気の渦。ライブスタートの数時間前から場外のライブグッズ売り場や、会場でしか楽しめないじゃんけんゲームなどのコンテンツを求めるファンで長蛇の列が続いた。そして、いよいよステージが幕を開ける。


暗転した場内にオープニング映像が流れ出すと、緊張感と期待値が高まっていくのがわかる。暗闇の中、シルバーの衣装に身を包んだメンバー5人がメインステージに登場すると会場が揺れるほどの歓声。ライブは5枚目となる最新アルバム『FIVE』のオープニングナンバーでもある新曲「Gentleman」を披露、ついに＜SHINee WORLD 2017〜FIVE〜＞がその幕を開けた。

「Picasso」「JOJO」と激しいダンスが続いた序盤、4曲目に披露された「Breaking News」では花道からセンターステージへメンバーが移動すると、早くも会場が最高潮を迎えるがごとくヒートアップしていく。その後のMCでは、「SHINeeの5回目のツアーがスタートしました！」と改めてライブの幕開けを盛り上げ、「次の曲はアルバム『FIVE』のリード曲でもある「Get The Treasure」です！」とセンターステージでメンバーそれぞれが歌詞の世界観に即した大人っぽく切れ味鋭いダンスと演出を初披露した。

この「Get The Treasure」は、R&Bテイストのダンストラックにのせて、5人のメンバーが妖しくも輝きのある世界観の中で、“Treasure”を探しに旅をするという、大人のSHINeeを表現したもの。ミュージックビデオでは、スパイ映画のワンシーンのようにミッションをクールに遂行するスタイリッシュなスパイを演じている。ステージ上でもキレのある圧巻のダンスが、大阪城ホールに詰めかけたファンを魅了した。


「新しいチャレンジをしたくて、準備したステージ」とメンバー自身も意気込むほど、今回のツアーはこれまでにない様々な演出が見どころとなっている。彼らの代表曲でもあるダンスナンバーをアコースティックで大胆にアレンジしたアンプラグドメドレーでは、メンバー個々が持っている歌唱力を存分に堪能するなど、ツアースタートから話題となっている。またミュージカルのような世界観で表現する「Your Number」では、最後にオンユが「仲良くしてくれへん？」と関西弁で語るなど、ダンスパフォーマンスだけではなくセンス溢れるファンサービスで大阪のファンを興奮させた。

5度目となる日本全国ツアーを様々な演出で盛り上げて繋いだラストは、2016年12月21日にリリースし、オリコンウィークリーシングルランキングで2位を獲得した冬のバラード「Winter Wonderland」だ。寒い冬を暖めるSHINeeのバラードで、詰めかけた約19,000人は歌声を折り重ねる5人のメンバーにうっとり。大阪城ホール公演はあっという間に過ぎて、新曲含む全26曲、衣装チェンジ全6回、全3時間強、終始観客を魅了し続けた。


全国ツアー＜SHINee WORLD 2017～FIVE～＞は全国10ヶ所全25公演の規模で開催され、約25万人を動員する。そして、2月22日には日本5枚目となるニューアルバム『FIVE』が発売される予定だ。現在、山手線、東京メトロの計5路線をはじめ、東京・渋谷周辺ジャックなど、街にはSHINeeが溢れている。

撮影◎hajime kamiiisaka



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