【ライブレポート】ピコ太郎、五木ひろしら総勢46名のゲストと繰り広げたエンターテインメントパーティー

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3月6日(月)日本武道館にて、<ピコ太郎 PPAPPT in 武道館>が開催された。

◆ライブ画像

ピコ太郎は2016年にYouTubeで「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」を投稿、それがジャスティン・ビーバーにSNSでシェアされたことから世界的に知られることに。その後も多数のカバー動画がアップされるなどしてYouTubeの週間再生回数ランキングで全世界トップ100にランクインするなど驚異的なヒットを見せた。その人気から、2017年1月に異例の速さでの武道館公演が決定した。


この日のステージはゴールドとヒョウ柄で彩られた階段つきのセットと大きなスクリーンが用意され、世界で活躍するピコ太郎の初 武道館公演にふさわしい華やかさ。会場には子どもから年配の方まで幅広い年齢層のファンが集まっていた。中にはピコ太郎そのものと見紛うようなコスプレをした人たちも。

ほぼ1分以内で終わる楽曲しかないピコ太郎がこの立派なステージでどのような表現を見せてくれるのかとみなの期待が高まる中、最初にステージに登場したのは上田晋也(くりぃむしちゅー)。なんと芸能人生で初めての前説を担当するのだ。上田は拍手や合いの手を彼独自のシュールな毒舌スタイルで練習し会場を暖め、もはやこの前説だけでもひとつのお笑いライブのようだった。


上田と観客の掛け合いでひとしきり盛り上がったところでついにピコ太郎登場かと思いきや和楽器の音色が鳴り響き、国立劇場による「PNSP」が演奏される。これは2017年にYouTubeで公開され200万再生を突破し話題となった、国立劇場の和楽器のプロたちによる「PPAP」カバー。国立劇場のゆるキャラ・くろごちゃんも登場し、子どもたちからも歓声が上がる。

「PNSP」の演奏が終わると今回のライブの“総括本部長”と名乗る人物がステージに。これはなんと髙田延彦のコスプレをした有田哲平(くりぃむしちゅー)だった。その有田の「ピコ太郎でてこいやー」の掛け声で、ついにピコ太郎が登場することとなる。

いつも以上にディスコ調のアレンジが加えられた華やかな「PPAP」が会場に流れ、派手な照明にステージが照らされる。いったいどこからピコ太郎が現れるのかと思っていると、なんと天井からピコ太郎がワイヤーに吊るされて登場・・・したと思うとステージ奈落に転落。実はそれはピコ太郎に似せた人形で、まだ一曲も披露されていないうちから既にサプライズの嵐だ。何くわぬ顔でステージに登ってきたピコ太郎は「再生ボタンお願いしまーす。」と述べ、大歓声の中1曲目の「PPAP」を披露した。

「PPAP」を披露し終えると、「ウェルカム武道館! 予想ではお客さんが3人くらいだと思っていましたが、まさにありが玉置浩二!」と述べ、バックダンサーのChubbinessを従え2曲目の「I LIKE OJ」を歌唱。この曲ではゲスト席にいた高須クリニック院長・高須克弥を呼び込み、話題のCMの再現をする場面も。


そこからピコ太郎唯一のアイドルソング「☆スイーツまとめて星になれ☆!」、哀愁を込めた「KASHITE KUDASAIYO」、自身のバイト体験を歌にした「ヒヨコ選別」など、代表曲を次々披露。すぐに休憩をはさんだり曲を颯爽と終わらせたりと、ひとつひとつのピコ太郎の動作に会場からは大きな笑いが起きる。

8曲目には妻・多味(たみ)のことを歌にした「YOME」、9曲目に「べったら漬けが大好き」が披露されたあとは、スクリーンにピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王が現れ「宇宙初のものをお見せしたいと思います」と言い、アフリカンミュージックを取り入れた新曲「マンチャマンチャ・ポ・マンチャはロマンチスト」「I LOVE YOU -アフリカダンスに乗せて-」を初公開した。

その後のコーナーには爆笑問題の2人が扮する爆チュー問題が登場。ゲスト席にいたアンジャッシュ・小島をイジりつつ、危険な発言を盛り込んだコントをひとしきり繰り広げた。そこからゲスト席にいたヒャダイン、AAA・宇野実彩子らに感想を問うコーナーも。いずれのゲストも「とてもおもしろい」と述べ、笑顔を見せていた。

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