【ライブレポート】ピコ太郎、五木ひろしら総勢46名のゲストと繰り広げたエンターテインメントパーティー

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続いては「世界のYouTuberコーナー」。世界中でカバーされている「PPAP」をコピーした動画の中でも特に話題となった人物を呼び込むピコ太郎。イタリアから11時間かけてやってきたというDanny Metalは、激しいヘッドバンキングをしながらメタルバージョンの「PPAP」、ドイツからやってきたMoritz Garthは荘厳なバラードアレンジをした「PPAP」を披露した。世界のYouTuberから愛されるピコ太郎にしかできないこの演出のあとは、再びピコ太郎自身が4曲を披露。本編ラストは「PPAP」のアンサーソングである「カナブンブーンデモエビインビン」で締めくくられた。

これでライブが終わりかと思いきや、突如始まったのはDJ TIME。自然と体が動いてしまうビートに観客は総立ちになり、武道館がまるでクラブになったかのような光景に。ピコ太郎が「盛り上がる準備、よろしいでしょうか」と叫ぶと、ステージにはSILENT SIRENが登場し彼女たちのニューシングル「フジヤマディスコ」とコラボした「PPAP」を可愛らしい振り付けで踊りながら披露した。


SILENT SIRENのあとはLiSAが登場。LiSAは圧倒の歌唱力で「PPAP」アレンジの「Rising Hope」を高らかに歌い上げる。有安杏果・玉井詩織・高城れにによるももいろクローバーZ内の公式ユニット、マス寿司三人前もステージに現れ、ももいろクローバーZの「ミライボウル」にのせた「PPAP」をダンスとともに披露し、この日だけの豪華なコラボに観客も大きな歓声を上げた。

当初発表されていたゲストアーティストが出尽くしこれでアーティストコラボが終わるかと思ったとき、ピコ太郎の「宴はまだ終わりません。自信をもってお送りしましょう」という言葉とともに、なんと五木ひろしが登場。この日のために自身のスケジュールを変更してまで武道館にやってきたという。五木ひろしはこぶしをきかせて「よこはま・たそがれ PPAP」を堂々と歌唱、まさかの大物演歌歌手による「PPAP」に会場は騒然となった。


五木ひろしとハグを交わし合ったピコ太郎が「最後、盛り上がって終わりましょう」と叫ぶと、「ピコ太郎、武道館おめでとう」と言いながら東京スカパラダイスオーケストラがステージに現れる。スカパラの豪華な演奏にのせた「PPAP“第九” Ver.」も圧巻の光景だった。ここまでで本日10回目の披露ながら、ライブのラストはもちろん「PPAP」。ゲストも全員ステージに上がり、最後に全員で「ペンパイナッポーアッポーペン!」と叫んで幕がとじられた。

予定時間を1時間以上オーバーしての<ピコ太郎 PPAPPT in 武道館>は、終始笑いが絶えることのない大変豪華なエンターテインメントショーであった。そこには子どもから大人まで多くの人を惹きつけてやまない、ピコ太郎の魅力が存分に発揮されていた。なお、この日に公開された新曲2曲は後日YouTubeにアップされるとのことなので、こちらもチェックしておきたい。

取材・文◎服部容子(BARKS)


セットリスト

-前説-
[前座]
PNSP(国立劇場版 PPAP)
PPAPPT総括本部長の開会宣言

M1.PPAP(Long ver.)
M2.I LIKE OJ(Long ver.)
M3.☆スイーツまとめて星になれ☆!
M4.KASHITE KUDASAIYO
M5.ヒヨコ選別
M6.二文字目ミステイク
M7.ねぇ・・・
M8.YOME
M9.べったら漬けが大好き(Long ver.)
M10.マンチャマンチャ・ポ・マンチャはロマンチスト(新曲)
M11.I LOVE YOU -アフリカダンスに乗せて-(新曲)

-世界のYouTuberコーナー-

M12.今いる場所、それはここ
M13.ロミータ・ハシミコフ
M14.ネオ・サングラス
M15.カナブンブーンデモエビインビン

-DJ TIME-
-GUESTコーナー-

◆ピコ太郎 オフィシャルサイト
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