スコット・スタップ「ウェイランドに墓の中から話しかけられているよう」

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スコット・ウェイランドを失ったアート・オブ・アナーキーに加入した、クリードのスコット・スタップが、ウェイランドの死の影響や彼の後を引き継いだ想いについて語った。

◆アート・オブ・アナーキー画像

スタップはいまから2年半ほど前、「資産を盗まれ一文無しになった」「凶悪な襲撃の的になっている」と語る自撮り映像をFacebookに投稿したり、街中で「殺される」とわめくなど、アルコールとドラッグの依存症からくる幻覚に悩まされていた。その後、奥さんからの励ましもあり、立ち直ることができたが、ウェイランドの死も一つの警告となったという。

彼は『Music Rader』にこう話した。「スコット・ウェイランドの人生は、アート・オブ・アナーキーとは別のところで、僕に影響を及ぼした。彼が安らかに眠っていることを祈っているし、彼の奥さんや子供たちに同情する。彼の人生は、もし僕があのままアルコールやドラッグを続けていたら、僕の人生はどこに向かうのか思い出させてくれた。そして、このバンドで彼が歌っていたことを思うと、彼が墓の中から僕にこう話しかけてくるようにさえ感じた。“ブラザー、道を踏み外すな。じゃなきゃ、これはお前にも起こりえる”ってね。これはシラフであり続けようとする僕の決心に、本当に影響を及ぼしている」

スタップは一時期、自分のことを大統領暗殺の使命を負ったCIAのエージェントだと思い込み、家族がISIS(イスラム国)に関与していると信じていたそうだ。リハビリを始めた施設で、双極性障害だとも診断され、家族の支援のもと治療に専念した。

スタップをフロントアに迎えたアート・オブ・アナーキーは3月24日、セカンド・アルバム『The Madness』をリリースする。

Ako Suzuki
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