YASSさんに初めてお会いしたのは、2003年のFUJI ROCK FESTIVAL最終日でした。初日に出演した矢野まきさんのスタッフとして現地入りし、YASSさんから誘われた彼女が3日目のステージにも立つのを見守るのと同時に私が初めて「愛を歌おう」に参加した日でもあります。東日本大震災の起きた日である今日は、この「愛を歌おう〜peace performance」に触れたいと思います。


■「愛を歌おう〜peace performance」の発起人、愛の伝道者YASS

1990年にロックバンドLORANのボーカルとしてデビューし、95年に活動休止後。2007年にLORAN復活後は成熟したバンドサウンドの追求を続けている傍ら、応援者であり恩人である財津和夫氏からの誘いでツアーにコーラス&ギターとしての参加や、2002年から10年続いた音楽情報テレビ番組「THE STREET FIGHTERS」では日本におけるストリートミュージシャンの元祖的存在である自身の経験を活かし、ナビゲーター役で番組出演すると共に音楽プロデューサーとしての発掘と育成に携わり、HYなどの多くの新人ミュージシャンを輩出することに寄与。番組後期、大宮のストリートから発掘された2人組デュオ・サスケの「青いベンチ」がヒットに結びついたのは記憶に新しいところです。

また、YASSさんを語る上で外せないストーリーがあります。
それは、渋谷ハチ公前、新宿、大宮、横浜、その他の地方都市でもストリートライブを決行し、その場で赤坂BLITZ、渋谷公会堂両公演の全チケットを手売りして完売させたミュージシャンであるということです。
赤坂BLITZ、渋谷公会堂でのワンマンライブを成功させたという話は山ほどありますが、「唄の力だけで何ができるか試したかった」を一度ならず二度も体現したのは後にも先にもYASSさん以外いませんし、今後も現れないのではないでしょうか。

■「みんながそれぞれの大切な人を想い浮かべながら、一緒に歌おう」
そんな多才なYASSさんの呼びかけで始まったのが「愛を歌おう〜peace performance」。歌っている間だけは、同じように愛を感じ、人が生きて行く上でもっとも核になるモノは、愛だと言う事を再確認して欲しいというメッセージが込められたこの歌はイラク戦争がきっかけで生まれましたが、戦争や紛争に限らずイジメ、自殺、拉致問題など、現代社会が抱える全ての不条理な出来事へのメッセージでもあると明言されています。

フジロックでも多くのミュージシャンとオーディエンスが参加したこのピースパフォーマンスが、今夜は下北沢440にて開催されます。
私が参加した時に得られたのは、音楽が結ぶ心と心の繋がることで心の芯からあたたまる感覚や、愛について真に考えるひとときでした。とても感動しましたし、微力ながらも何かできるということにも気づかせてもらえました。ぜひご参加ください。


■公演/東日本大震災チャリティライブ2017 『愛を歌おう』
■日時/2017年03月11日(土)
■会場/下北沢440
■OPEN/18:00
■START/18:30
▼出演/YASS、サスケ、陣内大蔵、相島一之&The Blues Jumpers、浜崎なおこ、六角精児バンド、ぶんやともあき、サルーキ=、野崎有真、西田みーこ、大森晴美、DoremiHamill、JamFlavor 、加藤 優(女子プロ野球 埼玉アストライア)、石田千尋、合屋淑、小寺聖夏
▼チケット料金(ドリンク別)
ノーチャージ 2ドリンクオーダー制
※ノーチャージのライブとなりますので、ドリンクのオーダーをお願いしておりますが、その他にもぜひご飲食のご利用をお願いいたします。 当日は募金箱を設置して募金を募ります。集まったお金は被災地への義援金として、寄付させていただきます。

僕たちはイメージします。世界中の人が笑顔で歌ってる姿を。
悲しい過去、ジェラシー、コンプレックス、優越感、全て消し去って歌う姿を。
国籍、宗教、思想、肌の色、全て超えて歌う姿を。
愛を招き入れよう、一人一人の心の中に。(YASS 公式サイトより抜粋)

文=早乙女‘dorami’ゆうこ
写真=YASS

◆早乙女“ドラミ”ゆうこの【音楽ギョーカイ片隅コラム】