【ライブレポート】J☆Dee’Z「皆の笑顔を見た今なら、100％“武道館に行きたい”って言える」

J☆Dee’Zが3月20日に約1年半ぶりとなるワンマンライブを代官山LOOPにて開催し、ステージ上で9月22日に渋谷duo MUSIC EXCHANGEでのワンマンライブを開催することを発表した。

◆J☆Dee’Z 画像

自身の5thシングル「Answer」（3月1日発売）をひっさげ、＜This is “Answer”＞と題した今回の公演に臨んだJ☆Dee’Z。前回のワンマン以降、この1年半の間にはメンバーMeikの怪我休養とグループ卒業、グループ存続危機の時期からパフォーマンススキルを鍛え直すためのトレーニングの数々、そして最近ではNYへの武者修行など、様々な出来事があった。この日の代官山LOOPはソールドアウトを達成。彼女たちの成長が動員数にも確実に反映されてきている中、満員の会場にJ☆Dee’Zが登場する。

ライブは彼女たちのパフォーマンス力を大きく引き上げるきっかけとなった「Dream Arch」からスタート。初の生バンド演奏をバックにダイナミックなダンスとボーカルワークを見せながら観客を煽っていく。MCでは「このライブを発表してから2ヶ月間、あっという間でした！」と語る3人に会場から歓声があがった。

amiのカウントダウンからのダンスの鋭さに目を奪われる「Jingle Love」から、ニューシングル収録曲にしてチャーミングな振り付けでファンを虜にする「Chocolate」を経て、この日はさらにニューシングル収録「Boy friend」もライブ初披露。衣装を変えてスタンドマイクの前に立つ「Party Up」ではちょっぴり大人の華やかさを見せてくれる。

また、4月1日からはプロバスケットボール・Bリーグへのライブショー出演ツアー＜B Live Tour 2017＞を開催するJ☆Dee’Zだが、この日のワンマン中盤ではツアーで披露するカバー曲「What time is it」も特別バージョンで披露。曲中ではサイン入りのバスケットボールが観客席へ放られ、そのままプレゼントという展開で観客席も驚きに沸いた。




「手紙」のMCで「もし昔の、J☆Dee’Zオーディションに受かった頃の自分に何か伝えるなら、一つだけ“今も私、J☆Dee’Zで頑張ってるよ”って言いたい」と語ったNono。最年少の彼女もこの3月で中学を卒業し、J☆Dee’Zは4月からメンバー全員が高校生になる。

2つ学年が上のMOMOKAはお客さんが集まらなかった過去の時期を振り返り、「今、昔の自分たちからしたら考えられないようなことが起きてるなって思います。自分たちが悩んでたりとかした時期に、スタッフさんからされた質問があって。「お前らは本当に武道館に本気で行きたいのか？」って訊かれたんですよ。その時に私たちは100％の気持ちをこめて「はい」が言えませんでした。その時の自分達を思い返すと凄い悔しいし、何やってるんだろうって感じなんですけど。やっぱり今日、ステージに立って、皆の楽しんでる笑顔とか見たら、今なら100％で「はい」って言える気がします。」と思い入れ深く語った。

本編のラストパートでは身体で音を奏でながら踊るボディーパーカッションダンスを取り入れた、J☆Dee’Zの新曲「Answer」を披露。彼女たちの新たな一歩を祝福するこの曲ではファンからのサプライズで一面に白いペンライトが焚かれ、J☆Dee’Zの三人の目にも涙が浮かんだ。


アンコールでは、サプライズで突然渡された手紙をNonoが読み上げ「9月22日渋谷duo MUSIC EXCHANGEワンマンライブ開催決定！」という告知が明らかに。会場からは、彼女たちの次なる挑戦を祝福する割れんばかりの歓声が鳴り響いた。

amiが「皆さんはズルいなって思う。「Answer」の時にみんなペンライト持ってたでしょう。泣かす気でいるねみんな？！（会場笑）まんまと泣いちゃったけどさ。皆さんは私にとって一番支えになっている存在で、皆さんがいないときっと私はここに立っていない。本当にこのワンマンライブは皆さんに感謝を伝える場だと思います」とファンへの想いを語り、最後はもう一度3人で「Answer」を披露。ペンライトの代わりにクラップで応えるファンとの間に、堪えられない温かな一体感を作り上げてワンマンライブを終えた。

新体制での挑戦となった今回のワンマンライブに続き、J☆Dee’Zは9月に渋谷duo MUSIC EXCHANGEでの公演に挑戦する。彼女たちにとって史上最多人数となる700人規模でのワンマンライブとなる。




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