【ライブレポート】アルスマグナ、二度目の武道館で誓う「アルスはメイトと共に」

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アルスマグナが3月28日、東京・日本武道館にて<ARSMAGNA Special Live 私立九瓏ノ主学園 平成28年度 全国生徒決起集会>を開催。彼らが同会場に立つのは、2016年1月以来二度目となった。

◆アルスマグナ ライブ画像

鳥のさえずり、目覚ましの音に続いて「私立九瓏ノ主学園校歌 〜ゴキゲンROCK Ver.〜」が流れ、メンバーが順番に登場。寝坊した神生アキラが最後にそっと紛れ込み、泉奏にひざカックンをきめるという小ネタも挟みつつ、大勢のダンサーを伴った豪華なオープニングからライブが幕を明けた。

メンバーは早速「ボカロメドレー」でキレキレのダンスを存分に見せつけ、続いて学園長であり九瓏ケントの母でもある九瓏アイが演台とともにステージに登場。「この学園の生徒はダイヤモンドの心を持っている。自分を枠に閉じ込めずあなたらしく輝いてください」と会場に集まったアルスメイト(ファン)にメッセージをおくり「Pleasure Treasure」で歌唱し美声を披露した。

ソロコーナーでは、まず神生アキラが自身の声を元に製作されたボーカロイド・アルスロイドとラップ対決。泉奏は兄・泉弦(ゲスト:TAIRIKU)が弾くバイオリンとダンスでセッションし、ダンスの道を選んだことを認めてもらうという感動的な展開に。アルスマグナのライブに度々登場する謎のK-POPスター・パクドルは弟・HEROと「Perfect Match feat. HERO」を初披露し、ここぞとばかりに自身のCDとワンマンライブを宣伝。榊原タツキは榊原家の人々とティーパーティ、コンスタンティンが魔法で人間になるというファンタジックな世界を繰り広げる。最後に九瓏ケントが九瓏家の使用人たちとの重厚なパフォーマンスを披露するなど、それぞれが個性溢れるステージを展開した。




あっという間の後半戦、「勝手に親衛隊(コンちゃん入り武道館 Ver.)」には、今日のためにピンクの毛並みをふかふかに整えてきたというコンスタンティンも参加。メンバーに合わせてふわふわとダンスし、揺れる2本の脚がとてもキュートだ。曲中でお題に答えるこの楽曲、今回のお題は「武道館公演後にあの子に告白するときのセリフ」というもの。

「何がほしいんだ? 俺か? 会ったときからお前のものだぜ」(九瓏ケント)、「このあとスンドゥブチゲ食べに行かない? ×□○△(※セリフを噛む)」(朴ウィト)、「ごめん待たせたね、こんなに大勢いてもすぐに見つけられたよ」(榊原タツキ)、「さみしくて眠れないなら、おでが枕になってあげるど♡」(コンスタンティン)、「ここからあなたの時間は俺がいただきます」(泉奏)、「あの曲だけ、お前のために歌ったから」(神生アキラ)とそれぞれがアルスメイトの脳に突き刺さる甘いメッセージを囁き、嬌声があちらこちらから飛び交った。

「おーい、みんなー!」と、ここで喜多渓ヒロヤ(ゲスト:きただにひろし)が登場。急に歌いたくなったという喜多渓は「ウィーゴー!」を熱唱、メンバーも負けじとパワフルにダンスし、九瓏ケントの白衣を海賊旗のようにはためかせるなどの細かい演出も。「よし決めた、先生は海賊王になる」と九瓏ケントは早速影響されてしまったようで、メンバーもアルスメイトも大満足のスペシャルコラボとなった。

MCでは、引越し業者「KIZUNA引越センター」とコラボレーションして、引越しのお手伝いをしたというエピソードを披露。泉奏は気合いを入れるために星の模様が入った軍手を用意して挑んだそうで、「新生活を迎えるうえにあたって、(依頼者の)目がキラキラしていらっしゃって、すごく刺激をもらった気がしました。俺たちも武道館があるなと思って、すごくパワーをいただいた引越しでした」と有意義な時間を過ごせたようだ。そして今回のコラボのキッカケとなった楽曲「絆ストーリー」を初パフォーマンス、「はじめての経験だって 恐れることは全然ないさ」と春から新生活をスタートさせる人々へ向けてエールをおくった。

アンコールでは「サンバ DE わっしょい!」で文字どおりのお祭り騒ぎ。その後、メンバー一人ひとりから感謝の気持ちが明かされ、ラストは大切なアルスメイトに最も近い場所で「スターメイト」をアニメーション映像とともに披露。「気をつけて帰るんだぜ、また会おう!」という九瓏ケントからの一言で盛大な<全国生徒決起集会>が締めくくられた。

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以下はアンコール時のメンバーコメント。

「こうやって二度目の武道館、立ってることが、できてることが夢のようです。皆さんの声援や笑顔が、新しいことに挑戦する(アルスマグナの)背中を押してくださっております。これからもアルスマグナが前に進むには、みんなが横にいないとだめです。なのでこれからも絶対に離れないでくださいね。これからも一緒に歩いてください。」──榊原タツキ

「タツキ、先生、アキラ、ウィトっち、泉、みんないっぱいがんばって練習してたね。おで、見てたど。武道館に連れてきてくれてありがとだど。メイトのみんな、きっとまたここで会おうねー!」──コンスタンティン

「去年初めてここでライブをして、こうやってたくさんのメイトさんがいて。感動して涙して本当に一生に残る思い出になりました。今日またここに来れたことが本当に嬉しく思います。この一年間、辛かったこと、苦しかったこと、楽しかったこと、いろんなことがありました。その一年間を経て皆さんに今日おもいっきり楽しんでもらうためにこのステージにぶつけました。今日のステージを見て受け取ったものを明日からのパワーにしてください。」──朴ウィト

「ダンス部に入って、アルスマグナになって、俺の人生は180度変わりました。俺が幸せだなって感じるときは、いつもメンバーやメイトの皆さんの存在があります。俺の周りにはたくさんの喜びをくれる人たちがたくさんいて、俺が俺でいられるのは、メンバーやメイトの皆さんがいるからだなと改めて感じました。今日は、生きててよかったなって思いました。武道館で皆さんと過ごせて良かったです。」──泉奏

「いつもライブのあとにはこれを言わせてもらってます。これで終わりかもしれないけど、終わりが新たなスタートだっていっつも思ってます。今日みんなと過ごしたこの時間がみんなにとって、そしてアルスマグナにとって大きな一歩になる、大きなスタートダッシュを切れる最高の一日だなと思いました。誰がどこにいようとアルスマグナと出会ってアルスマグナと同じ時間を過ごした瞬間のその“輪”は絶対に切れません。どんどん大きい輪を作って最終的には世界征服しましょう!」──神生アキラ

「昨日の夜からドキドキして、今日の朝から気持ち悪くて、もうこれ以上できないっていうくらい緊張したけど、みんなに会ったらそんなの吹き飛んだ。本当に楽しかった、来てくれてありがとう。もうすぐ4月だね。新しいことを始めるにはとてもいい季節だと思います。何かを始めるとき、その周りには友達がいて、そして家族がいて、俺たちがいる。一歩踏み出すとき、その一歩を大きく踏み出してほしい。そしてそのまま二歩、三歩と続けていってほしい。たまに立ち止まってもかまわない、俺たちはずっと応援してます。一緒にこれから歩んでいこう。アルスメイトが自慢できるアルスになる。アルスはメイトと共に。」──九瓏ケント



撮影◎恒川めぐみ
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