『バンドリ！』と『プリパラ』のキャストが登場、アニソンカラオケで大興奮の＜AnimeJapan 2017＞「AJ x LIVE DAM STADIUM【アニカラ☆JAPAN】スペシャルステージ」

2017年3月23日（木）から3月26日（日）、東京ビッグサイトにてアニメの祭典＜AnimeJapan 2017＞が開催された。会場には数多くの出展者ブースのほか、トークイベントやライブが行われる4つのステージが設けられ、過去最多の来場者で盛り上がった。最終日の26日には、その締めくくりとして＜AJ x LIVE DAM STADIUM【アニカラ☆JAPAN】スペシャルステージ＞がオープンステージで開催され、『BanG Dream！』と『プリパラ』のキャスト声優が登場、満員の観客とともにLIVE DAM STADIUMならではのデュアル映像を使ったカラオケを楽しんだ。

司会進行は、業界きってのアニメオタクとして知られるニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。その吉田アナに呼び込まれ、『BanG Dream！』の声優、愛美、大塚紗英、西本りみの3人が、それぞれの演じるキャラクターと同じ制服、同じギターやベースを抱えて登場。まずは、彼女たちが実際に演奏活動をしている、劇中と同名のバンドPoppin'Partyの話題からトークがスタートした。


吉田アナに“今までは声優さんがアニソンを歌うだけでもすごかったのに、劇中のバンドがリアルで存在して演奏しているってすごいですね”と振られると、愛美は“それが売りなんですが、ホントに生演奏していないんじゃないかといまだに疑われます”、大塚紗英は“ライヴ映像は音の修正もしているんで、なんなく弾けているように見えるんですけど、すごく頑張って努力しているんです”と苦労も明かした。また、ポジティブなキャラの戸山香澄を演じる愛美が自身のキャラクターについて、“家では愚痴が多くて本当はネガティブ”と明かすと、大塚紗英は“メンバーだけになったときはとくにポジティブではなくて普通。香澄を演じるようになってから明るくなった”と応じ、西山りみは“それでもリーダーとしていつも引っ張ってもらっている”とフォローするなど、仲のよさをうかがわせるトークを展開。カラオケについての話題では、3人とも一人でよく行くことを明かした。


カラオケとえいば、LIVE DAM STADIUMと『BanG Dream！』のコラボ企画で、この2月からPoppin'Partyの3曲が配信されているということで、この場でそのうちの1曲「STAR BEAT!～ホシノコドウ～」が再生された。3人がデンモクを操作して再生をスタートすると、背後のスクリーンには最新のデュアル映像が映し出された。これはLIVE DAM STADIUMのデュアルモニター機能に対応したもので、アニメーションMVと、「BanG Dream! First☆LIVE Sprin’ PARTY 2016!」のライブ映像が同時に映し出された。映像を見ながら3人が歌い始めたため、アニメと実写映像、それに本人の生歌がコラボするというめったに見られない状況に突入。客席は大きな手拍子と熱い合いの手でそれに応えた。


そしてもう一つのコラボ企画、学生限定の「バンドリ！やろうよ☆オーディション」が開催されていることも告知された。「DAM★とも録音/動画」でPoppin’Partyの曲を歌って応募すると、優秀者の歌声がPoppin’Partyのカラオケのガイドボーカルとして全国のDAMに配信されるというもので、4月30日（日）23：59まで開催されている。

続いてのゲストは『プリパラ』の声優3人。『プリパラ』の声優を務めるi☆Risの芹澤優と山北早紀、そして4月スタートの新作『アイドルタイムプリパラ』に出演する小林竜之が登場。『プリパラ』のおかげで子供たちにも人気が出てきたという芹澤優と山北早紀は、i☆Risを見てアイドルと声優になる夢を持ったというファンレターをもらい、感激していると明かした。吉田アナから、“そんな子供たちのアイドルなのに、男性アイドルや地下アイドルをよく見に行っている”と暴露された山北早紀だが、“アイドル力を高めるためにはそれが一番。男女関係なく、みんなアイドル、みんな友達です”と胸を張った。また、新たに『プリパラ』ファミリーに参加することになる小林竜之は、『プリパラ』の話が来たとき、自分は声が高いので“ついに女性役が来たかと思った”という。


『プリパラ』についても、デュアル映像のカラオケが配信されているということで、i☆Risの「Ready Smile!!」を再生。『プリパラ』のアニメとi☆Risのライブ映像が同時に映し出された映像を見ながら、芹澤優と山北早紀はほぼ全力で熱唱。客席は再び熱い手拍子に包まれた。カラオケによく行くという3人だが、中でも芹澤優は、このLIVE DAM STADIUMの映像を友人に見せ、“ちゃんと仕事していることをわかってもらう”のだそうだ。


ゲスト全員がいったん退場した後は、吉田アナによるアニソンDJタイム。吉田アナがノリノリで自前のPCを操作しながら『けものフレンズ』から『プリパラ』、『ラブライブ』など、ノリのいいアニソンを次々にかけまくった。客席は総立ちになり、サイリウムが振られ、オタ芸を披露する者も現れるなど大興奮となった。


ちなみに、このアニソンDJで吉田アナがかけた曲は下のリストのとおり（カッコ内はDAMのリクエストナンバー）。

最後はこれまでの出演者が再びステージに集結し、カラオケタイムで締めくくられた。まずは前述の「バンドリ！やろうよ☆オーディション」に参加中の学生の中から選ばれた女子高校生が、緊張しながらも力強くPoppin'Partyの「STAR BEAT!～ホシノコドウ～」を歌い、大喝采を浴びた。そしてi☆Risの二人が「ドリームパレード」を元気いっぱいに歌い、大興奮の中「AJ x LIVE DAM STADIUM【アニカラ☆JAPAN】スペシャルステージ」は終了。同時に＜AnimeJapan 2017＞も閉幕となった。