ソルスターフィア、そのサウンドは夢とうつつの境界線

ソルスターフィアの6thアルバム『ベルドゥレーメン』が5月26日に発売になることが決定した。日本盤には、今や伝説となった2015年の初来日公演を完全収録したDVDが同梱される。

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アナセマとの初来日公演は大きな話題となり、チケットは2日間ともソールドアウトしていたものだ。ヴォーカリスト／ギタリストのアザルビョールン・トリッグヴァソンが「アイスランドの大自然から影響を受けた」と語るアトモスフェリック・サウンドとアイスランド語ボーカル、ブラック・メタルを出発点とするエクストリームなエッジが織り成す孤高の音楽性は鮮烈なインパクトを残し、次なる進化の姿に大きな期待を抱かせた。

約2年ぶりの新作となる『ベルドゥレーメン』は、そんな期待に応えるアルバムとなっている。“来たるべき出来事を夢見る者”を意味するタイトルが示唆するように、夢とうつつの境界線をたゆたうサウンドは、ヘヴィでありながら幽玄な音触で魅了する。

先行リーダー・トラックとして発表、既にヨーロッパで彼らの代表曲のひとつとして受け入れられている「イサフォルド」は、ニューウェイブ的なアプローチとメロディが前面に出され、彼らの新たな側面を表現するものだ。一方、7分半の叙事詩「ディラフェルドゥル」ではピンク・フロイドばりのプログレッシヴな曲構成を聴くことができる。



Photo by Steinunn Lilja Draumland



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ソルスターフィア『ベルドゥレーメン＋ライヴ・イン・ジャパン2015』オフィシャルページ