タケカワユキヒデ、浅野孝巳、竹越かずゆきによるVOX設立60年記念<G-ROKS STUDIO LIVE>開催

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3月20日(月・祝)、東京・下高井戸に位置するG-ROKSにて<G-ROKS STUDIO LIVE>が行われた。

◆<G-ROKS STUDIO LIVE> 関連画像

この日の<G-ROKS STUDIO LIVE>は、60年の歴史を誇るイギリスのアンプ/ギター/エフェクターブランド「VOX」の設立60周年を記念して行われたもの。タケカワユキヒデ、浅野孝巳、竹越かずゆきがゲスト参加し、さまざまなアーティストに支持されていた同ブランドの歴史を、数々のスタンダードナンバーで振り返る一夜限りのライブとなった。


会場はG-ROKSのSTUDIO1。およそ70帖の音楽スタジオで定員は1部、2部ともに70名限定と、かなりレアなチケットとなった。ステージと客席の距離も近く、まさにプライベートなライブに忍び込んだような雰囲気で、タケカワをはじめとするメンバーたちの会話も十二分に楽しめた。

まずはそれぞれのメンバーを紹介、「3人揃って、てんぷくトリオです」と笑いを取るタケカワ。「何からやるんだっけ?」と終始和やかな調子だ。

ライブはゴダイゴの「(カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ」からスタート。タケカワの歌に、浅野のギター、竹越のシンセサイザーとシンプルな構成ながら、のっけから息のあった安定感のあるパフォーマンスを魅せる。それもそのはず、昨年ゴダイゴは40周年を迎えたのである。息が合わないわけがない。


次の曲は「ライブではできると思わなかった曲」として「PROGRESS AND HARMONY」を披露。「5人〜6人よりなぜか3人の方がうまくいった」という浅野。過去にあったエピソードなどを挟みつつ、客席からも笑みがこぼれる。

「EASY RIDER」、「SHOCK,SHOCK,SHOCK」と続くMCでは「銀河鉄道999」制作時の秘話を披露、「当時を思い出しながら歌います」と紹介されたのは「WAVE GOOD-BYE」。


ここで前半戦が終了。タケカワがギターを持ち、後半戦は<G-ROKS STUDIO LIVE>ならではの企画「ビートルズタイムが始まる。なぜなら「VOX」はビートルズも愛したブランドなのである。ギターを持ちつつ「ひも(シールド)、肩掛け(ストラップ)」と笑いを挟みつつ、この日浅野が使用したVOXのギターの機能についても触れ「ノルウェイの森」を演奏、続いて“レノン&マッカートニーのあの名曲が100曲入ったアレンジャーキーボード”として知られるKORGのLiverpool一台を使用し「She's Leaving Home」と続いた。その後「プリーズ・プリーズ・ミー」、「アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア」、「ツイスト&シャウト」と立て続けにビートルズのスタンダードナンバーを歌い上げた。

ビートルズタイムが終わり、ゴダイゴの名曲「モンキー・マジック」、「ホーリー&ナイト」でこの日は幕を閉じた……と思ったらその場で「アンコールやります」とタケカワの合図で始まったのは「銀河鉄道999」。ともに歌うファン、踊り出すファン、さまざまな楽しみ方で、このレアなライブを楽しんでいた様子だ。

「VOX」設立60周年を記念してスタジオクオリティで行われたプレイミアムなライブ。3人の素晴らしい演奏を通して、「VOX」の世界を垣間見たような気がした。機会があれば一度VOXの音に触れてみていただきたい。




◆VOX オフィシャルサイト
◆KORG オフィシャルサイト
◆ゴダイゴ オフィシャルサイト
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