ロジャー・グローヴァー「ツェッペリンを聴いてヘヴィの意味を理解した」

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ディープ・パープルのロジャー・グローヴァー(B)は、60年代半ば以降使われるようになった“ヘヴィ・ミュージック”という言葉の意味を、レッド・ツェッペリンを聴いたとき理解したそうだ。

◆ロジャー・グローヴァー画像

グローヴァーは『Linea Rock』のインタビューで、ディープ・パープル、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリンはブリティッシュ・ヘヴィ・ロックの“ホーリー・トリニティ”と考えられているが、パープル以外の2つのバンドに対して羨ましいと思ったことはあるかと問われると、こう答えた。「ないかな。ブラック・サバスのことはよく知らなかった。「Paranoid」は素晴らしいシングルだと思ったよ。大好きだ。でも、アルバムにはまったことはない。ツェッペリンは、パープルに加入する直前に聴いた。2週間以内のことだ。大好きだったよ。ツェッペリンの1stアルバムにはぶっ飛んだ。音楽に対する僕の考えを変えた」

「60年代の半ばから終わりにかけて、“ヘヴィ”って言葉がよく使われた。ヘヴィ・ミュージックだ。(ジミ・)ヘンドリックスやクリームが道を開いたと言えるだろう。僕は“ヘヴィ”っていうのは……、パープル前に僕がいたバンドで、僕らは“ヘヴィ”はより多くの機材を使い、より大きな音でプレイすることだと思ってたんだ。違うよ(笑)」

「ツェッペリンを聴いたとき、とくに「Dozed And Confused」と「How Many More Times」を聴いたとき、理解したんだ。“ヘヴィ”はラウドでビッグって意味じゃない。アティチュードだってね。それが鍵だった。そのすぐ後、ディープ・パープルに会った。だから、僕は突然、闇雲に撃つんじゃなく、どこへ向かえばいいのかちょっとわかったんだ」

ディープ・パープルは今週金曜日(4月7日)、4年ぶりの新作『inFinite』をリリースする。

Ako Suzuki
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