ELO、ダニー・ハリスンの紹介でロックの殿堂入り

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金曜日(4月7日)、NYでロックの殿堂(Rock & Roll Hall Of Fame)の式典が開かれ、ELO、ジョーン・バエズ、ジャーニー、パール・ジャム、トゥパック・シャクール、イエス、ナイル・ロジャース(Award for Musical Excellence)が殿堂入りした。

◆ELO画像

ELOの殿堂入りは、ジェフ・リンと親しかった故ジョージ・ハリスンの息子ダニー(ダーニ)がプレゼンターを務めた。ダニーは、「もし父がまだ僕らと一緒にいたならば、彼は僕がいまいる場所に立ち、ELOのオリジナル・メンバーの殿堂入りを喜んで紹介していただろう。彼はELOを愛していた」と話したという。

殿堂入りするメンバーを一人ずつ紹介したダニーは、リンを「僕の親愛なる大切な友人。偉大なソングライターでプロデューサー、僕らの時代の音楽の巨匠、稀な天才、真のレジェンド」と称賛し、初めてのELO体験を振り返った。

「ジェフは僕の父の親友の1人だった。僕が初めてELOに接したのは、1986年3月だった。英国で行なわれた慈善公演に、父が僕を連れて行った」「昨日のことのように覚えている。僕にとって初めてのビッグなロック・コンサートだった。僕は7歳半で、僕にしたら、その夜のELOのパフォーマンスは普通のロック・バンドではなく、21世紀の、変わった楽器を操る宇宙人みたいだった。彼らの曲はシンフォニーのようだった」

また、その夜、父がステージに上がり彼らと共演し、仰天したと続けた。「父が席を立ち、僕は待っているようにと言われた。僕の視界から消えた後、彼は突然、ギターを抱えステージに現れた。僕はパニックを起こした。なぜなら、父がステージで楽器をプレイするのを観るのは人生でこれが初めてだったから。彼らはいきなり、完璧なユニゾンで、「Johnny B Goode」をプレイし始めた。僕は、“何が起きてるんだ? パパが銀河系のスペース・オーケストラに拉致された”って思ったのを覚えている」

ELOはジェフ・リン、べヴ・ベヴァン、ロイ・ウッド、リチャード・タンディーの4人が殿堂入りしたが、式典では、リンとツアー・バンド(ジェフ・リンズ・ELO)で「Evil Woman」「Mr. Blue Sky」をパフォーマンスしたという。

また、彼らは式典のオープニングで、チャック・ベリーを追悼し「Roll Over Beethoven」を演奏。その最中、ステージに後ろのバックスクリーンに、客席にいたマイケル・J・フォクスが映し出されたと伝えられている。

Ako Suzuki
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