ALSDEAD改めAllS、シーンに再登場

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2015年10月に活動休止ライブを行って以来、沈黙を守っていたALSDEAD改めAllSが、4月1日に行われたSABER TIGER主催のイベント<牙音act.2>にてその姿を現した。

◆AllS画像

イベントにはSABER TIGERの他にSilex、PUNISH、DOOM、Mary's Bloodなど新旧取り混ぜたラインナップが並び、転換時にはファン層が入れ替わなかで、彼らの出番には復活を待ち望んでいたファンでフロアは埋め尽くされていた。今回の出演についてバンドからの新情報が全くなかったこともあり、活動休止から復活までやきもきしていたファンにとって、目の前にMAKI、沁、陽佑、NIKKYの4人がいるだけでも感涙だったことだろう。

ナチュラルな出で立ちで登場した約1年半ぶりになるパフォーマンスは、7年間ヴィジュアル系の畑で活動してきたALSDEAD時代の曲と、これから活動していくAllSの新曲で構成されていた。「In Bloom」「FLASH BACK」とライブの定番曲はやはり彼らの魅力が凝縮されており、「ひとつのジャンルに拘らずやっていきたい、そんなのはナンセンスだ」とのMAKIのMC通り、AllSでの新曲「Hunter」は新しい世界でのファンにも受け入れられるであろうキャッチーな作品となっていた。


強靭なリズム隊と、セバスチャン・バックを彷彿させるMAKIの激しいシャウト、沁のメロディアスで美しくもエッジの効いたギター…後半の激しいナンバーからラスト「Life of Sorrow」ではフロアは激しいヘドバンの嵐に包まれた。30分という短いステージから伝わってきたものは、おそらく色々な事に悩み続けたであろう活動休止を経て、やはり音楽が好きでやり続けたいという気持ちが強く伝わる少し大人びた姿であった。

新たなAllSのライブスケジュールも発表され、終演後にメンバーからファンへメッセージを受け取った。

「活動休止している間、メンバーそれぞれ音楽に対してどう向き合うかを模索していました。その結果、4人の総意はALSDEADの延長線上にあるもの追求することでした。無事に活動を再開することが出来たのは待っていてくれていたファンのおかげです。ファンのみんなには待たせてしまった分、きっちりと自分たちの信じた音楽を届けたい。これからもよろしくお願いします」──MAKI


「今思えば一年以上の空白は4人を進むべき方向に導く為の大切な期間だったと思います。今回のライブを通じてステージが自分達の居場所なんだと改めて感じたし、これからまた新しい景色をファンと作っていけると確信できました。ALSDEADからAllSへ、これまで培ってきたものはしっかり守り次のスタートラインに立つという意味を今後の活動から伝えていきたいと思います」──沁


「ずっと待っててくれていたファンのみんなに、ようやくお披露目する事が出来ました。約一年半の活動休止中はファンのみんなを不安にさせたと思うし、自分自身不安になる事もあった。そして色んな事を考えた結果、ただやりたい事をやるだけ。そんなわがままなバンドAllSをどうぞよろしくお願いします」──陽佑


「見た目がどうとかジャンルがどうとか、そういう細かい事を気にせずにやっていく事、それがメンバー4人にとってやっていきたいやっていくべき事に繋がるのかなと。自分達の音楽を信念を持ってやっていくだけです」──NIKKY


取材・文 Sweeet Rock / Aki


AllSライブスケジュール

<SABER TIGER PRESENTS 牙音act.2>
2017.4.1.Club Citta' Kawasaki
AllS Set List
1.In Bloom
2.FLASH BACK
3.Hunter
4.Adrenaline
5.Into The Void
6.Life of Sorrow

<INCEPTION OF GENOCIDE PRESENTS[”SPIT YOUR BLOOD” VOL.00]>
2017年5月3日
@下北沢SHELTER
チケット4/2(日)~

<ZERO MIND INFINITY PRESENTS[ONE MIND VOL.2]>
2017年5月16日
@渋谷REX
チケット3/25(土)~

<AllS ワンマン公演[ KILLING MY IDENTITY ]>
2017年5月30日
@高円寺HIGH
チケット4/21(土)~
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