倉木麻衣、“京都 嵐山一日観光大使”就任「京都の魅力を再発見しました」

4月12日に41thシングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」をリリースする倉木麻衣が、かねてから縁深い京都の嵐山とコラボレーション企画を実施した。桜咲き誇る美しい嵐山に華を沿えた倉木の姿には、観光客の多くも魅了されたようだ。

◆倉木麻衣 画像

京都といえば倉木が、編入後の高校時代、立命館大学での大学時代を過ごした思い出深い街だ。アーティスト活動の中でも特に忙しい時期だったとあって「学生時代はレコーディングスタジオと学校の行き来ばかりだった」と振り返りつつも、「第二の故郷」と語るとおり愛着が深い。シングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」は、「京都の風情を取り入れ、彩り豊かな和の一曲に仕上げたかった」という本人の意向によって、タイトルに“渡月橋”という地名を採り入れ、京都色が濃く反映されたナンバーでもある。

渡月橋が位置する嵐山を中心に4月10日からスタートした大々的コラボは、初の試みばかり。その象徴とも言えるのが、“京都 嵐山一日観光大使”就任だ。4月10日、『京都きもの友禅』がこの日のために特別手配した深紅の着物姿で京都を訪れた倉木。手挿しの色彩が重厚感を感じさせる振袖は、地に箔加工を加えた後、立体感を生む絞り加工を施し、豪華さを出すために刺繍加工を加え、約5ヵ月を経て職人の手作業による伝統技法で仕上げられたという。

「背筋がピンとします。気持ちも引き締まるような清々しい気持ちになりますね」と振袖について語った倉木。一際目を引く姿で、一日観光大使がスタートした。

まずは、風情ある川沿いの道に貼られた十二単姿の自身のポスターを眺めつつ、『観光人力車 えびす屋総本店』に到着。倉木のラッピングが施された特殊仕様の人力車に、お姫様のように乗った彼女が街を一周。その後、商店街を散策し、至る所に点在する倉木の特別看板に丁寧にサインを入れていった。


そして到着した『嵐電 嵐山駅』では特別な展開が。これは駅のホームアナウンスが倉木自身の声で鳴り響いてくるというもの。さらには、倉木麻衣オリジナルヘッドマーク／中吊りジャックが施された『嵐電』が京都の街を走行。「このように風情のある『嵐電』さんとコラボレーションできたことはとても嬉しく、感慨深いです」と倉木。また、嵐山を一望できる法輪寺に足を伸ばし、その美しい景色を前にこう語った。

「京都の魅力を再発見しました。こうしてまた京都を訪れると学生の頃に戻ったようで、私の初心／原点に返ったような気持ちになります。学生の頃は本当に忙しくて、なかなか街を楽しむところまでいかなかったのが今でも残念ですが、それでも四季の彩りの美しさ、街の風情にはいつも心癒され、またワクワクした気持ちが膨らんでいました。王道の観光地だけではなく、隠れ家的に素敵な場所もたくさんあって、それを発見する喜び、またそこで出会う人との繋がりも本当に大きな魅力です。大好きな京都を題材に、これからもまた歌を作っていきたいです」──倉木麻衣