元キッスのピーター・クリス、ライブ活動引退を決心した心境を語る

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元キッスのドラマー、ピーター・クリスは先月、5~6月にオーストラリアとアメリカで開かれる<Kiss Expo>が最後のライブ・パフォーマンスになると告知したが、そう決断した理由を語った。

◆ピーター・クリス画像

オーストラリアの音楽サイトThe Rock Pit Netのインタビューで、「ライブを止め、なにか新しいことを始めるのか?」と問われたクリスはこう答えた。「知ってる? 僕は71だよ。そんなこと言い出す自分がいたら、恐ろしいよ(笑)」

「僕は音楽の面で素晴らしいキャリアを持つことができた。僕はミュージシャンにとって最高の時代だった60年代や70年代を体験している。若いとき、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ザ・ビートルズを観た。偉大なパフォーマンスの中でも最高のものを目にした。音楽がクールだったときに育ったんだ。ボブ・ディランがいて、変化の時期だった。世界中のミュージシャンにとって、素晴らしい時代になった」

「ビージーズのことも、彼らが始めたときから大ファンだった。でもいまは、ザ・ローリング・ストーンズからポール・マッカートニー、ロッド・スチュワート、僕らみんな70代だ。こう言うのは嫌だけど、僕らは死に絶える。それが現実だ。世界からロックンロールは減るだろう。音楽は少なくなる。悲しいことだ。で、いま71歳になり、そうするなら今だって思ったんだ。僕は男性の乳がんを患い、克服したが、それは本当に僕の人生を変えた」

オーストラリアでの<Kiss Expo>は5月12~14日に、アメリカでは6月9~11日、16日にNYで開催される。これらが最後のライブ・パフォーマンスになるが、クリスは今後、ソロ・アルバムのリリースを予定しているという。

Ako Suzuki
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