スコット&リバースはウィーザーのリバース・クオモと、ポップパンクバンドのアリスター、そして現在は邦ロックバンドMONOEYESのメンバーとしても活躍しているスコット・マーフィーの二人が、日本語で歌うために結成したロックユニット。 今回、miwaやキヨサク(MONGOL800)、PES(RIP SLYME)をゲストに迎え、4年ぶりのアルバム『ニマイメ』をリリース。取材は大盛況だった渋谷WWW Xのライブの翌日に行われた。インタビューは本人たちの希望で、できる限り日本語で行なったが、スコットは日本に住んで2年になるのでかなり喋れるし、リバースも奥さんが日本人とあって、今も熱心に勉強中だ。

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■ある曲からウィーザーとスコリバ用の2曲が生まれた

──昨夜はダブルアンコールで、2人ともアコースティックギターを持って登場して2曲演奏してくれましたが、もともと予定していたんですか?

スコット:予定していなかった。ギターはたまたまあった。たぶんマネージャーが用意していたけど、僕たちは知らなかった。

──私たちは本当にラッキーだったんですね。

スコット:ラッキーかどうかはわからないな。練習してなかったから(苦笑)。

──1枚目のアルバム『スコット&リバース』も聴き直してきたんですけど、「終わりのないこの詩」の“君に会うため 心が生まれたのだから”という歌詞がとても好きでした。

スコット:ありがとう。

──今回のアルバムでは、「風吹けば」が一番好きです。

スコット:僕も好き。

──さっきからサビが頭から離れなくてずっと回っているんです。英語の歌詞と比べて、日本語だから表現しやすいニュアンスなどありますか?

スコット:う〜ん、特にないけど、英語で書く歌詞と日本語で書く歌詞は全然違う雰囲気を出すんだ。それは何かうまく言えないけど、違う脳を使うというか。

──例えば英語だったら一つのフレーズにギュッと単語が4つ、5つずつくらい入れられたりするけれど、日本語はそんなに入らないですよね。

スコット:そうそう、歌詞の量は半分ぐらい。

──なので苦労するところもあれば、面白いところもあると思うんですけど、そこはどうですか?

スコット:だいたいリバースが最初に英語の歌詞を書いて、それを見ながら僕が日本語の歌詞を書くんですけど、その逆のパターンの方が実は難しい。なぜかというと英語の方が(言葉が入る量)倍くらいになっちゃうから、その日本語の歌詞から英語の歌詞へ変えて書くのに、「もっと考えないと」、「もっと増やさないと」という感じ。

──リバースが書いた英語の歌詞が、スコットによってうまく日本語になっている感じですか?

スコット:やっぱりストレートで訳せないから、リバースが思っていることを想像して日本の歌詞を書いている。

リバース:(僕の)妻はいつもスコットの日本語を確認しています。

スコット:でも今まで何も言われたことはないね。「この部分はあんまり……」というのも今までなかった。「いつも、妻がOK出しました」みたいな。


──今回のアルバムに収録されている「カリフォルニア サンシャイン」は、ウィーザーでは「カリフォルニア・キッズ」として発表していますよね。あれはもともと2014年に、スコット&リバースのシングルとして発表した「カリフォルニア」から派生した曲ですよね。そのせいか、歌詞の内容は両方全く同じではないけれど、似た世界観になっていると思うんですね。

スコット:うん。

──それってすごく面白いと思って。

スコット:そうそう。スコリバのヴァージョンを聞いたウィーザーのマネージャーが、たぶんウィーザーも出した方がいいと思うって言ったんだ。

──そこからウィーザー用に歌詞を書き換えたという?

リバース:だいたい(両方とも)同じくらいで(書き直して)。ウィーザーのコード進行はちょっと違うけど。

──どうして?

リバース:アメリカのプロデューサーさん、子供の頃にウィーザーのコピバンをしたくらい元々のウィーザーのサウンドが大好きで。90年代の響きを大事にするので、コード進行が変わりました。

◆インタビュー(2)