電卓みたいなガジェット楽器の新作は、音を作って送って演奏できるドラムマシン「PO-32 tonic」

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電卓のような基板に本格的なシンセサイザーとシーケンサーを搭載したTeenage Engineering(スウェーデン)のpocket operator POシリーズに、新作「PO-32 tonic」が登場。今度は無限にサウンドを組み替えられるドラムマシンだ。


▲基板上のむき出しのタクトスイッチやボリューム、80年代のゲーム機を思わせるLCDがユニークなPOシリーズ。新モデルはハンガーの強度がアップ、頑丈になっている。本体裏側には便利なコンボ・キー解説図も追加。

遊び心のあるデザインで音楽を超えてアート/ファッション分野からも注目を集めているpocket operator POシリーズの新作は、ソフトウェアとの連携が可能なドラムマシン「PO-32 tonic」。Sonic Charge社のドラムマシン・プラグイン「microtonic」で作成したサウンドを「PO-32 tonic」の内蔵マイクを介して音声で転送することが可能。音色数の制限を取り払い、無限にサウンドを組み替えることができるようになっている。


▲パソコンで動作するmicrotonicプラグインで作ったサウンドは、PO-32 tonicの内蔵マイクを利用してケーブル接続なしでデータ転送。音声によるデジタルデータの転送はFAXやパソコン通信のモデムを思い出させる。

転送されたサウンドはシーケンサーでパターン作成、Sonic Chargeによる16個の内蔵エフェクトとプレイスタイルで加工が可能。ステップごとに変化を記録するパラメーターロック機能も備える。また、マイクを介したデータ転送は「PO-32 tonic」同士でもOK。友達とサウンドを交換するのも楽しそうだ。


▲パッケージは光輝くゴールド(左)。新しいケース「CA-X generic case」も追加。

あわせてPO-32に最適なアクセサリとして、新しい「CA-X generic case」も同時に販売開始。刷新されたデザインとマイク用ホール、すべり止め、ネックストラップ、バッテリカバー、そしてしっかりとした感触のボタンを備えた新モデル。他のpocket operatorシリーズでも使用可能だ。

製品情報

◆PO-32 tonic
価格:11,880円(税込)
◆CA-X generic case
価格:5,940円(税込)
発売日:2017年5月12日

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