シンガーJAY'EDが、5月24日(水)にシングル「Here I Stand」、6月21日(水)にはアルバム『Here I Stand』をリリースする。じつに3年ぶりとなる同アルバムは、事務所移籍のきっかけにもなったEXILE ATSUSHIとの共同プロデュースで制作された作品だ。“分かってるよ 歌うことしかない”と歌われるタイトル曲「Here I Stand」に込められた思いとは。自ら“セカンド・ステージ”と位置付けるこれからの活動について、たっぷりと語ってくれた。

◆JAY'ED~画像&映像~

■心が折れそうな時期もあったけどやっぱり僕は歌が好き
■しっかり歌に向き合う強い決意をみなさんに聴いてほしい


──EXILE ATSUSHIさんとのご縁から、2016年4月に事務所がLDH所属となったとのことですが、ATSUSHIさんとは10年来の関係だそうですね。

JAY'ED:ATSUSHIさんとは10年前に知り合ったんですけど、今同じLDHに所属しているDOBERMAN INFINITYが前身グループのDOBERMAN INCという名前でやっていて、もともと僕と一緒に大阪のクラブシーンで活動していたんです。その頃に、初めて東京でライヴをするきっかけが訪れたんですけど、ライヴの後にDOBERMANと合流した場所にATSUSHIさんやÜSAさん、MAKIDAIさんがいて。そのときは純粋に「うわぁすげえ…なんでこの人たちここにいるんだろう?」みたいな感じだったんですけど、その後に、ATSUSHIさんの家にみんなで一緒に行くことになって、飲みながら話すことができて。そのときにATSUSHIさんに僕だけ呼ばれて、違う部屋で海外のR&Bのアーティストのライヴ映像とかのDVDを観ながら「いつかこういうライヴの仕方したいんだよね」って話してくれたんです。こんな日本を代表するアーティストが、自分に近い感覚でこういう音楽を聴いていたというのがすごく嬉しくて。その日をきっかけに、「いつか何かできたらいいよね」っていう話をするようになりました。その後、不定期ではありますが会っていたりして、あるとき僕がお台場でライヴをしていたときに、ライヴ中にふと横を見たらATSUSHIさんが普通にステージ袖で僕を観ていて。すごく動揺してしまいました(笑)。

──その場に来ていることを知らなかった?

JAY'ED:ステージに出る前はいなかったですし、来るなんて予想できないイベントだったんです。「あれ? なんでいるのかな」って思いながら歌っていて。後で聞いたら、同じ日に“居酒屋えぐざいる”でシークレット・ライヴがあって、僕が近くでライヴをするというのを聞きつけて来てくれたらしくて。そのときに「“居酒屋えぐざいる”に遊びに来てよ」って言われて、さらに「もしよかったら、一緒に一曲やろうよ」って言ってくれて。それでATSUSHIさんと一緒にエリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」を歌ったんです。そこからまた話が一気に盛り上がってきた感じですね。


──最初に会ったときから、純粋に同じ音楽が好きな仲間のような感じだったんですね。

JAY'ED:そうですね。その後も、何度かお会いしたときに「良かったら一緒にやろうぜ」っていうお話はしてくださっていたんですけど、僕だけじゃなくて他の方もいたので、「もしかしたら社交辞令かもしれないな」みたいな部分もあって。でも次の日にメールで「本当に一緒にやろうと思うんだけど、どうする?」って言ってくれたので、それで僕も決心したんです。

──それがLDH所属に繋がっているわけですね。今回、アルバムはATSUSHIさんとJAY'EDさんの共同プロデュースということですが、まずは先行シングル「Here I Stand」がリリースされます。このシングルはJAY'EDさんにとってどんな曲になりましたか。

JAY'ED:今の僕の思いとか強い決意を表した曲だと思っています。僕は来年でメジャー・デビュー10周年になるんですけど、とはいえ今回のアルバムは実に3年ぶりのリリースなんですね。LDHに移籍という形にはなっていますが、実際僕はフリーだった時期もあるんです。その中で、もがいたりくすぶっている自分がいたり、気付かされることもいっぱいあって、心が折れそうな時期もあったんですけど、やっぱり自分は改めて“歌が好き”という思いが強くて。そんな気持ちのときにATSUSHIさんがチャンスをくれたという思いもあるので、セカンド・ステージというか、もう一度しっかり歌に向き合うにあたって強い決意をみなさんに聴いてほしいという気持ちがこの曲にはあります。


──作詞はATSUSHIさんということですけど、今おっしゃったJAY'EDさんの心境がそのまま、本人の言葉のように書かれていますよね。

JAY'ED:本当に、僕の思いそのままなんです。色々ご一緒させていただいているときに話していたことが反映されているんだと思います。ATSUSHIさんは人の思いをすごく感じ取れて、あまり人が気付かないところまで気付く人だと思うので。歌詞も本当にそのまま自分自身だと思って歌える曲です。

──「分かってるよ 歌うことしかない」という部分とか、決意表明が感じ取れます。

JAY'ED:そういう僕の思いと、ATSUSHIさんからのエール的な部分も感じるんですよね。歌い手として「これぐらい厳しい姿勢で向き合うんだよ」っていうことを教えてもらっている気がします。この曲は、今までの自分とはまた違ったバラード曲を作りたいという思いがあって、さかいゆうさんに作曲をお願いしました。さかいゆうさんもすごく好きな先輩アーティストで、“魂の叫び”みたいなイメージがあって、歌う曲にすごく説得力があるなと思いながらいつもライヴを観ていて。僕もそういう世界観の曲を一曲お願いしたいと思っていて、さかいさんにデモを作っていただきました。実はこのシングルを作る前に、アルバムのコンセプトを自分の中で固めて、ATSUSHIさんにミーティングで話していました。色んな曲のデモを聴きながら協議している中で、さかいさんのトラックを聴いたときに、「この曲はぜひ自分に歌詞を書かせてくれないかな」ってATSUSHIさんがおっしゃって。今回のアルバム『Here I Stand』を一番表している曲になったんじゃないかなって思います。アルバムのコンセプト自体が『Here I Stand』というタイトルで、「僕はここに立っている」という意味ですけど、僕がここに立っている理由というのは、今まで色んな仲間に支えられてきたからで。そういう人たちのためにもこのセカンド・ステージで頑張りたいという意味でこういうタイトルにしたんです。それともう1つは、LDHという新しい場所で仲間たちと一緒に、明日に向かって今日ここに立っているという意味もあって。過去の自分の曲をリアレンジして入れてみたり、「JAY'EDはこういうアーティストだよ」っていう、名刺代わりにできるアルバムなのかなって思っています。

──ゲスト参加しているアーティストの方はATSUSHIさんと一緒に考えて決めたんですか?

JAY'ED:そうですね、昔からの仲間であるAKLOもいますし、新たなLDHの仲間も元々交流があった人たちだったりするので僕からも提案していますが、でもその中で、「Crystal Kayとこういう曲を歌ってみたら?」「(今市)隆二とかと出来たら面白そうだね!」などと、ATSUSHIさんが色々アイデアを投げかけてくれました。今まで以上に、良い意味で違った色を取り入れることができるかなって。

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