Buono!によるライブイベント<Buono!ライブ2017 ~Pienezza!~>が5月22日(月)に神奈川・横浜アリーナにて開催された。

◆Buono! 画像

夏焼雅、鈴木愛理、そして嗣永桃子の3人からなるBuono!。リーダーのももち(嗣永桃子)が6月30日(金)でハロー!プロジェクト及びカントリー・ガールズを卒業するということもあり、このライブはBuono!にとってラストライブとなる。前回の日本武道館から9ヶ月ぶりのライブとなった本公演の模様は全国32箇所(海外含む)の劇場でライブ・ビューイング中継されたほか、ニコニコ生放送でも生中継され、会場にはグループ最大動員となる15000人のファンが集結した。

円形ステージをアリーナ中央に据え、360度を観客に囲まれてのライブは「恋愛♥ライダー」でスタート。夏焼雅が「横浜アリーナ、最高の夜にしようね!」と声をあげると周囲全体から歓声が応えた。最初からアッパーチューン全開で3曲を披露し、序盤はゲストブロックへと突入。夏焼雅ひきいる新ユニットPINK CRES.は6月28日リリースの1stアルバム『crescendo』から「fun fun fun」など2曲を披露。デビュー前からガーリーチューンで15000人のピンクの光に囲まれるという展開でデビューイヤーにはずみをつけた。

続いては嗣永桃子がプレイング・マネージャーをつとめるカントリー・ガールズ。こちらも初の横浜アリーナだ。6色のペンライトに囲まれつつニューシングルから「ピーナッツバタージェリーラブ」を披露し、続く「リズムが呼んでいるぞ!」では観客席を大きく巻き込んでのコール&レスポンスで盛り上げた。

そして、鈴木愛理の所属する℃-ute。こちらは6月12日にラストライブを控え、「The Curtain Rises」「Kiss me 愛してる」と圧巻のパフォーマンスで会場を引っ張る。MCでは今日の℃-uteメンバーが鈴木愛理と別の控室になったことを明かし、中島早貴が「今日の愛理は眩しいね!」と声をかけたのを皮切りにトークにも花を咲かせた。

ゲストブロックを終え、中盤戦は懐かしの映像コーナー上演からメンバーが楽器演奏を担当した「泣き虫少年」へ。MCではももちが今回のライブタイトル「Pienezza!(お腹いっぱい!)」にかけ、「私、最高のおもてなしを用意しました」と宣言した。先程の初期曲「泣き虫少年」も映像コーナーで流れたあとのパフォーマンスになったが、「あの頃よりうちら上手くなったよね」と語るももちにうなずく夏焼と鈴木。中央の円形ステージから四方へと伸びる通路をかわるがわる周って隅々までオーディエンスに笑顔と歌声を届け、元気に全身であおっていく。メドレーを含む形で初期曲を6曲披露した後にはサポートバンドDolce(ドルチェ)にもコメントをとり、彼女たちとの長い付き合いをしのばせる場面もあった。



「消失点〜Vanishing Point〜」からのしっとり聴かせるアコースティック・ブロックも見どころ。可憐な白ドレス姿で現れたメンバー3人がそれぞれのメイン曲で確かな歌唱力を見せ、サビパートで揃って生みだすハーモニーにオーディエンスもじっと聴き入る。思い極まってメンバーの目も潤んだ。ブロック後、MCで3人が3方に散るとそれぞれの一角がメンバーに合わせたメンバーカラー一色に。ももちはピンク、夏焼は赤、鈴木が黄緑と横浜アリーナが3色に分かれ、観客席からもメンバーコールが湧き上がって「Ice Mermeid」などギアを上げたブロックへと突入する。

「ワープ!」で会場からの熱いコール&レスポンスを一身にうけ、「みんな最高!」と叫ぶBuono!の3人。中央ステージで火柱に囲まれながら勇ましくオーディエンスを引っ張る「Independent Girl〜独立女子であるために」から、ライブはラストスパートへ。ライブ鉄板のロックナンバー「MY BOY」、そして「ゴール」まで5曲をノンストップで走り抜け、熱気渦巻く本編を終えた。

昨年の日本武道館までには約4年間のブランクがあり、そこからこの横浜アリーナまでにも9ヶ月の間があったBuono!。元々2007年にTVアニメ『しゅごキャラ!』シリーズのために結成されたユニットではあったが、番組終了後もそのマイペースな活動は続き、段々フェードアウトすると見せかけてライブが決まれば武道館も横浜アリーナも即完で埋まる、という不思議な魅力を持つユニットだった。今回過去最大の規模で放たれたこのライブは、ファンにとっては驚きとともに一期一会の念を深くする最高のご馳走だったに違いない。

アンコール、「Last Forever」を経てメンバー3人はそれぞれの思いをファンに向け語った。

「Buono!は今日まで10年ぐらい活動してきて、いろんな方にアニメでも曲を聴いてもらったり、ライブでも初めてバンドのみなさんについてもらって生バンドでのライブを体験しました。正直歌が好きだけど自分の思うように歌えなくて、悩んだのもBuono!だけど、それでも乗り越えてきたからこそ今があるって思うし、大人の方にもファンの方にもたくさんアドバイスを貰って、それもすごく素直に受けとめて成長しなきゃって思えるのもBuono!だったので、今日で終わっちゃうっていうのがちょっとよくわかんなくて、理解できていないっていうか。今日はすごく沢山の方がこの場所に集まってくださってて、ありがとうございます。皆さんに沢山支えてもらったし、Buono!の音楽でたくさん元気を貰ったって方が居たら、今後もどんどんBuono!の楽曲を聴いて歌い続けてほしいなと思います。今後もBuono!のこと忘れないでください。ありがとうございました」──鈴木愛理

「すごく楽しかったです。Buono!はアイドルの曲とはちょっと違った雰囲気の曲が多かったりしてすごく個人的に勉強になったし、すごく良いグループに入れたなと思いました。バンドがいるっていうのが「よっしゃ!」って感じで。「うわ、アーティスト!」みたいな。アイドルと違ったライブができるのはBuono!ならではって感じです。そしてアドバイスとかもみんなに貰ったりして、毎回楽しくて勉強になるライブができたなと思います。今日もまさか横浜アリーナでできるなんて、本当にびっくりしたし嬉しかったです。こんなにたくさん集まってくれてどうもありがとうございました」──夏焼雅

「ちょうど10年ぐらい前にmiyaと愛理と一緒にユニット組むよってスタッフさんから聞かされて、私その時に「えっ、なんで私なんだろう?」って思って、2人より歌もダンスもできてないっていうのは自分の中で自覚していたので。アニメタイアップをする前提のユニットだったから、私のこの可愛らしいアニメ声が貴重とされて私選抜されたんだと思って、でもフタを開けたらゴリゴリロックな曲だったりで(会場笑)すごく戸惑うこともあったんですけども、私を好きになってくれたきっかけはなんですかって訊いた時にBuono!の曲を聞いて好きになりましたって言ってくれる人がたくさんいて、私自身も成長できた本当に大好きなグループになったなという風に思います。

Buono!は、いわゆる派生ユニットと呼ばれるものです。みんな普段は別のグループで活動していて、たまに集まってって感じで、そんな派生ユニットがこんな10年も続くユニットになるとは正直思いませんでした。本当にファンのみなさんが応援してくれたおかげです。本当にありがとうございます。愛理も言っていましたが、楽曲はずっと皆さんに歌い継がれていって皆の心の中にずっとずっと残っていってほしいと思います。素敵な10年間をどうもありがとうございました。」──嗣永桃子

ラストはデビュー曲「ホントのじぶん」。空から舞い降りる風船に囲まれ、会場が一つとなって3時間にわたる公演を締めくくる。センターステージでDolceメンバーもあわせ、カーテンコールからハグを交わす3人に会場からはいつまでも大きな歓声が降り注いでいた。

Buono!メンバーの今後は三者三様だ。まず鈴木愛理は自身の所属する℃-uteが6月12日にラストライブを迎え、グループ解散となる。嗣永桃子はカントリー・ガールズのツアー2017春ファイナルを仙台Rensaにて迎えたのち、6月30日には<嗣永桃子ラストライブ ♥ありがとう おとももち♥>を開催。嗣永はこのライブをもってハロー!プロジェクト及びカントリー・ガールズを卒業する。夏焼雅は新ユニットPINK CRES.での活動を本格化させ、6月28日に1stアルバム『crescendo』でCDデビュー。さらに7月23日には新宿ReNYでの1stライブと、新たなる道へ踏み出してゆく。



セットリスト<Buono!ライブ2017 ~Pienezza!~>

■Buono!
1.恋愛♥ライダー
2.Bravo☆Bravo
3.じゃなきゃもったいないっ!

■PINK CRES.
1.fun fun fun
2.キレイ・カワイ・ミライ

■カントリー・ガールズ
1.ピーナッツバタージェリーラブ
2.リズムが呼んでいるぞ!

■℃-ute
1.The Curtain Rises
2.Kiss me 愛してる

■Buono!
4.泣き虫少年
5.JUICY HE@RT
6.ロッタラ ロッタラ
7.【初期曲メドレー】
 Café Buono!
 Early Bird
 こころのたまご
 みんなだいすき
 We are Buono!〜Buono!のテーマ♡
8.ロックの神様
9.夏ダカラ!
10.うらはら
11.Blue-Sky-Blue
12.消失点〜Vanishing Point〜
13.OVER THE RAINBOW
14.I NEED YOU
15.Ice Mermeid
16.初恋サイダー(Album version)
17.ワープ!
18.Independent Girl〜独立女子であるために
19.カタオモイ。
20.DEEP MIND
21.MY BOY
22.ゴール
EN1.Last Forever
EN2.Kiss!Kiss!Kiss!
EN3.ホントのじぶん