ペンタトニックスのカースティン、ソロデビュー

ペンタトニックスのカースティン・マルドナードが、ソロデビュー・シングル「ブレイク・ア・リトル」を発表した。夏には初のソロEPがリリースされるという。

◆「ブレイク・ア・リトル」ミュージックビデオ

ペンタトニックスの活動と並行してリリースされた「ブレイク・ア・リトル」は、彼女のルーツである幼い頃からのミュージカル経験や、ペンタトニックスでのアカペラ歌唱による表現とはうって変わって、エレクトロニックなサウンドに乗せて失恋を歌ったポップチューンとなっている。自身の実体験を元に書き上げられたという本曲について、カースティンは「悲しく、切ないけど、ハッピーに聞こえる曲をずっと書いてみたかったの」「とてもシンプルで、でも自分の思いに忠実に書いたリアルな楽曲だから、ミュージック・セラピーとしてみんなの癒しになるといいなと思っているわ」と語っている。

また、リリースと合わせて公開されたミュージックビデオは、カースティン自らパワーポイントを駆使して監督にプレゼンを行なったうえで撮影に臨んだというこだわりの作品。雨に打たれて切ない表情で佇む彼女の姿も印象的な、ストーリー仕立ての映像作品に仕上がった。


シングル発売日に催されたプレミア・リリースパーティーには、ペンタトニックスのメンバーも全員お祝いに駆けつけたという。メンバーのアヴィは現在発表されているツアーを最後にグループを離れることが決定しているが、これを受けてカースティンは「この6年間本当にみんな家族のような存在で、アヴィが抜けてしまうことは本当に切ない」と思いを吐露しながら、「彼は替えのきかない唯一無二の存在ではあるけど、みんながベストでいたいから、彼のこれからをみんなでサポートし尊重していきたい。ペンタトニックスは、ソロの活動をしつつも、これからも続いてくから安心して」と語っている。

なお、カースティンは今週5月25日(木)よりペンタトニックスとして自身最大規模となる計4都市5公演のジャパンツアーを敢行。ツアー開幕に先立ち、5月24日(水)にはペンタトニックスの最新EP『PTX VOL.Ⅳ -クラシックス』の国内盤がリリースされる。