【インタビュー】千歌繚乱出演バンド・BABOO、「奇跡を生む瞬間を見て欲しい」

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今回インタビューに登場するのは、6月20日(火)開催のBARKS主催ライブイベント<千歌繚乱>に出演するBABOO。魔法のような不思議なアートワークに独特な感性を持ったBero(Vo)の存在が際立つ、若手バンドだ。3月に始動したばかりという彼らの、バンドにかける熱い思いを探ってきた。

◆アーティスト写真・コメント動画

※本記事は6月20日(火)に開催の<千歌繚乱vol.12>で来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

■子どもの頃のような純粋な気持ちで
■素直に感情をさらけ出して欲しい

――ウ、ウサギがいるんですね!

Phantom(Dr):バン!(ボードを出す)

――なになに、「ドラムのPhantomです。ウサギ界のトップドラマーです」…なるほど、ボードを使って会話してくれるんですね。ドラマーがウサギだなんて、冒頭からすごいインパクトです。

JOY(Gt):驚かせてすみません(笑)。僕はリーダー兼、紳士人形のJOYです。僕たちBABOOは「子供時代に戻れる魔法で夢の世界を描く」エンターテインメントバンドなんです。

▲Phantom(Dr)

――夢の世界…みなさんが描いているものについて教えてください。

JOY:ボーカルのBeroという子どもが見ている夢の中のお話です。ほかのメンバーはその登場人物です。夢の中の世界なので何でもできる、自由に楽しむ、というのがコンセプトで、ライブのこともパレードと呼んでいます。

――つまり、Beroさんの頭の中を表現しているということでしょうか。

Bero(Vo):うーん。頭の中っていうか…。僕、単純にオトナになりたくなくて。

NINE(Ba):小さい頃って砂場で遊んでるだけでも楽しかった。でも大人になるうちにひとつずつ当たり前なことが増えてきて、どんどん何もかもが麻痺していく。それを疑問に思ったBeroの考えに、ウサギのPhantom 、人形のJOY、カラスの僕という3人が賛同して音楽を一緒にやってるんです。

――確かに大人になるにつれて楽しいことや本当に必要なことって見失いがちですよね。

Bero:うん、それって良くないなと思って。

JOY:学生とか会社員、とか肩書ができるとその肩書に合わせた自分を演じてしまうことがありますよね。本来の自分ではないというか。そんな人たちを僕たちの音楽で目を覚ましてあげたいんです。一度何もかもが新鮮だった幼い頃の気持ちになってみない?って。

Bero:そう。腐ったことも多い世の中だけど、もっと視野を広げたら世界はもっとキラキラしてるハズなんだ。

▲Bero(Vo)

――アーティスト写真やジャケット写真などのアートワークもそのコンセプト通りのものに仕上がっていますね。

NINE:見た目はふんわり可愛い感じですが、BABOOの曲は意外と皮肉に満ちてる。人間の弱い部分だったりつらい過去だったりをファンタジーな言葉に包んで歌っているんですよ。

JOY:たとえばいじめられた過去、大人が怖い、怒られたときの恐怖心とか。

――可愛らしい見た目からは想像できない、重めのキーワードですね。歌詞はBeroさんが書いているんですか?

Bero:…ん? あ、はい。

――今、絶対関係のないこと考えてましたね(笑)?

NINE:Beroって本当にどんな場面でも素なんですよね。悪気はないんですが、いっつも周りがヒヤヒヤする…。本当に子どもみたいなヤツなんです。

――でもこういうBeroさんだからこそ、BABOOっぽいというか、バンドコンセプトに合った歌詞が書けそうですよね。

Bero:歌詞には僕の過去や実体験を盛り込んでます。いじめられたり仲間外れにあった経験とか。うちはあまり親が家にいなかったので子どもの頃すごく孤独だったとか。そういう気持ちを共感してくれたらいいなと思って。…ってなんか上手く言えないからNINE通訳して。

NINE:誰しもつらい経験のひとつやふたつはあるし、孤独を感じることもありますが、大人になってしまうと言えなくなることも多いし感情を閉じ込めてしまうこともあると思うんです。でもBABOOの曲を聴いて、子どもの頃のような純粋な気持ちで素直に感情をさらけ出していって欲しいですね。Beroが実体験に基づいて書く歌詞だからこそ伝わるものがあると思う。


◆インタビュー(2)へ

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