【インタビュー】クレイ勇輝「音霊を、エンターテイメント性を持つ場所として育てて行きたい」

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■音霊のライブ、それは
■音霊という空間でしか観られないこと

──ここから今年のお話を伺います。今回会場が変更になりました。

クレイ勇輝 よかった点、困った点は、これから出て来ると思います。三浦海岸に来て初年度なので、蓋を開いて見ないと勝手が分からない。とりあえず”遠い”と言われることが多いですね。由比ヶ浜や逗子に比べて、DOOR To DOORでそれほど変わらないんです。電車に乗っている時間は10分長いくらい、だけど駅からビーチまでは5分なんです。逗子を始めたときにも3〜4年の時間がかかったのが、その距離感を縮める作業だったからこれからの作業になるかもしれません。

──今年のブッキングについて特徴は?

クレイ勇輝 毎年そうなのですが、音霊という箱自体、今年は73日間(昨年は62日間)ライブがある。それだけ日数があと偏るんですね、ジャンルが。その年のトレンドというか。「BARKS」をはじめ、さまざまな音楽サイトを日々見て、その中に取り上げられているニュースをチェックして、ブッキングしていくんです。各媒体も偏っているので、音霊のブッキングも自然と偏る。「ああ、今年の音楽はこういう傾向なんだな」と分かるんです。

──クレイさんがブッキングに際して気をつけていることは?

クレイ勇輝 なるべく綺麗なブッキングをしたいと思っています。1,000というキャパの中で勝負しなくてはいけないので、その空間でしか観ることができないライブを組んでいく……そうしないと特異性や独自性がなくなってしまう。そういうことを考えながら組み合わせを考えてます。都内で観られるライブを音霊で組んでも……勝負するのが大変ですからね。


──クレイさん自身、今年この日をぜひ観てほしいという日はありますか?

クレイ勇輝 恒例どころでいうと、もう5年くらいになりますが「稲川淳二さん」。ビーチなのに稲川さんという妙……(笑)。もう一人恒例ですが、アリーナ級のアーティストである「角松敏生さん」。450キャパくらいでやるので、かなりレアなライブで、角松さん自身も楽しみにしてくれているようです。

あとは……7月2日に僕と吉田山田、モン吉、HYの新里くん、REN。その日は8.6秒バズーカーも出ますし、みんな仲良くて”美味しい日”と言えるかも。新里くんがソロ活動を始めて間もないので、彼にとっても挑戦だろうし。モンちゃんも最近なので。僕もキマグレンを解散して音楽活動をしているものの、そんなにガツガツじゃなかったので、みんなにとっても挑戦の日になるんじゃないかと。もちろん楽しみながら、ですけど。

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