【インタビュー】DJ KAYA×Burlesque TOKYO「<FULLMOON RAVE 2017>はすべてのお祭り好きの日本人が集まるイベント」

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6月9日(金)、新木場ageHaにて<FULLMOON RAVE 2017>が行われる。

◆<FULLMOON RAVE 2017> 関連画像&映像

<FULLMOON RAVE 2017>は満月の夜に開催され、今や伝説的なイベントとされている<TRANCE RAVE>と、六本木のショークラブ「Burlesque TOKYO」がタッグを組んだ究極のエンターテインメントだ。

ARENAで行われる「TRANCE RAVE×Burlesque TOKYO」を中心に、WATERでは<フルムーンパーティ>の本場タイ・パンガン島でも人気のChemical crewのSKAZIとSHANTIが<PSYCHEDELIC RAVE>に初登場する。また、Islandでは毎開催1,000人以上を動員したモンスターイベント<men’s egg night>も1日限りで復活。BOXでは完全パリピ仕様という<NEON RAVE>が、さらにPARKでは女性限定で24時まではBBQ無料サービスという大盤振る舞い。またゲストであるSHANTIとDJ KAYAによる<FULLMOON RAVE 2017>アンセム楽曲が制作中との噂もあり、こちらは到着が待たれるところ。

この<FULLMOON RAVE 2017>、単なるクラブイベントではなさそうだ。一体どこが“究極のエンターテイメント”なのか、2016年に本場パンガン島の<フルムーンパーティ>でプレイし、本イベントのプロデューサーでもあるDJ KAYAと、「Burlesqueプロダクション社長のMC MAN」というパンガン島の息吹を持ち込んだ二人に加え、「Burlesque TOKYO」ダンサーのLuna、KAZUKI、Rioを交えて話を聞いた。


▲MC MAN、DJ KAYA

■お客さんをどれだけ楽しませるか
■それが<FULLMOON RAVE>

──<FULLMOON RAVE>を始めたきっかけは?

MC MAN:何年も前からタイのパンガン島で行われている<フルムーンパーティ>が“ヤバいぞ”という噂は聞いてたんです。その後「Burlesque TOKYO」のプロモーション業務を始めて、お客さんやスタッフ、それに衣装作りを現地でしたりと、一気にタイとの繋がりが増えた。あるとき、KAYAと二人で一度行ってみようか、となったのが始まりですね。タイの友人にパンガン島で何かできないかな、と相談したところ、KAYAのDJや「Burlesque TOKYO」ダンサーの出演など、トントン拍子に話が決まっていった。

DJ KAYA:今いろいろなフェスが流行っていますが、DJがメインで、アーティストのライブのようなフェスになっていると思うんです。でもタイの<フルムーンパーティ>はお客さんがメインのパーティ。それが逆に新鮮に感じて、これを日本にローカライズして、日本なりのフルムーンのイベントができないかなと思ったのが最初ですね。「Burlesque TOKYO」の営業スタイルである、“お客さんをどれだけ楽しませるか”みたいなところに共感して……。

MC MAN:まさにそう。通常、ショーやライブを行うお店は、演者さんがステージにいて、それを観るという形が日本では多いんです。うちの場合はお客さんをステージに乗せるし、ライトの調整もステージに当てるのではなく客席にどう当てるかを考えているんです。だから、KAYAが考えていたことにすごくシンパシーを感じましたね。

DJ KAYA:僕の中では「Burlesque TOKYO」と<フルムーンパーティ>がすごく近い感覚のものだった。極端な話ですけど、タイの<フルムーンパーティ>はDJがどこで回しているのか分からないんですよ(笑)。DJが音を出している場所は10箇所くらいあって……日本で例えるなら、海岸沿いにある“海の家”すべてが爆音で音を出している状態。で、ビーチ沿いは<Big Beach Festival>以上にお客さんで埋まっている……つまりDJからお客さんまでかなり遠いわけなんです。悲惨なところになると、海の家の奥にDJブースがあるもんだから、DJの前に誰も人がいない、そんなところもある(笑)。みんな基本的には「ビーチで踊っている」わけなんです。とにかくお客さんが楽しむことがメイン。「Burlesque TOKYO」がワンマンライブもやったんですけど、最後にはお客さんがみんなステージに上がって盛り上がってましたからね(笑)。その画を見たときに、これを日本でやるしかないって思いました。


今回<FULLMOON RAVE 2017>は5フロアあるんですが、ARENAでやる<TRANCE RAVE>は昔、富士山の方でやったことがあるイベントなんです。その時も満月で、昔から<フルムーンパーティ>と呼べるものをやってたんです。一番最初に「Burlesque TOKYO」とイベントをやった時も、新しいことを始めるからってことで新月の日を選んだ。そして今回は、よりフルムーンをテーマにした形ですね。

▲Luna / KAZUKI / Rio(Burlesque TOKYO)

──「Burlesque TOKYO」のダンサーの方たちは、いわゆる<フルムーンパーティ>で踊るときは普段と違う気持ちですか?

Luna:いつもは衣装だけなんですけど、ペイントするのが特徴ですね。お客さんにもペイントしてあげたり、タイのパーティを意識して踊ったり……いつも以上に楽しみです。「Burlesque TOKYO」でネオンイベントをやったことがあるのですが、そのときはお客さんにもペイントして、みんなネオンみたいな(笑)。<FULLMOON RAVE 2017>もそんな感じになると思います。

MC MAN:彼女たちは20代前半で、<TRANCE RAVE>全盛期の頃は小学生くらい。それを今、「TRANCEってめちゃくちゃすごかったっぽいね」というところまで知識が上がってきていて(笑)。KAZUKIとLunaは、タイのソンクラン(水かけ祭り)で、2万人のアジア人が馬鹿騒ぎしているステージで踊った経験もあるので、「すごく面白いじゃん!」というのがなんとなく分かってきたところ。彼女たち一人一人が「Burlesque TOKYO」で感じる面白さとは全く違う面白さを感じてくれていると思うんです。Rioは4月に「Burlesque TOKYO」に入ったばかりですが、次はタイの<ソンクラン>やフィリピンのボラカイでやる<ZoukOut>に行ってもらって、一度アホになってほしい(笑)。

◆インタビュー(2)
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