【ライブレポート】defspiral、結成7周年記念日。新曲の披露、カップリングツアーの発表も

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defspiralが5月26日(金)にTSUTAYA O-WESTにて<defspiral live Tour 2017 “AFTERGLOW” final & 7th Anniversary live-Dear Freaks->を開催した。

◆ライブ画像

毎年記念すべきバンドの結成周年の喜びを、ファンと共に分かち合ってきたdefspiral。7回目となった今年の周年ライブは4月から始まったツアー<defspiral live tour 2017 “AFTERGLOW”>のファイナル公演としても行われ、集まったFreaks(=defspiralファンの呼称)らと例年の倍以上の喜びを分かち合った。全国からdefspiralの誕生日とも言えるこの日を祝いに多くのファンが会場に足を運び、満席の客席には、この記念すべき1日への期待感に満ちた顔があふれる。そんな中、最新楽曲「AFTERGLOW」のミュージックビデオの世界をそのまま表現したかのようなステージに登場した4人のメンバーからは、ヴォーカルのTAKAの「行こうか!」の声と共に勢い良く「SILVER ARROW」が飛び出す。この曲の真っ直ぐに、ただ直向きに想いを伝えたいという強いメッセージがフロアを突き刺す。

ツアーフィナルということもあり、既に満員のフロアは圧倒的に仕上がっている。続けざまに放たれる「READY OR NOT」、「Arcoromancer」に会場の雰囲気は序盤からフルスロットル。「dear Freaks よく来たな!思いっきり楽しんでいこうぜ!」の掛け声と共に披露されたのは「MASQUERADE」。defspiralらしさの詰まったダンサンブルなナンバーにフロアは煌めくダンスホールに。「今夜今までにない最高の夜にしましょう裸になって返ってください」とエレクトロなダンスチューン「AQUA」がさらに続けて披露される。転じてハードな「Babylon」、疾走感のあるイントロから「Hollow」が繰り出され、ライブは次の局面へ。ダンサンブルな曲からハードな楽曲までファンらと共に作り上げてきた歴史に裏付けされるdefspiralの持つ引き出しの多さと、深みを感じさせてくれる。


「 “AFTERGLOW” final & 7th Anniversary live-Dear Freaks-へようこそ。盆と正月が一緒に来たような日ですね、みなさんヤッちゃってください!」と後半戦は「FAR AWAY」からスタート。どこまでも遠く駆け抜けていくような疾走感に再び会場の勢いはフルスロットルに。オルタナとダンスのハイブリットサウンドがフロアを支配する「IN FLAMES」、ステージ最前列で頭を振りながら激しくパフォーマンスするMASATO(Gt)とRYO(Ba)に応えるように拳とヘドバンが咲き乱れる「SALVAGE」、「ぶち破っていこうぜ!!」と勢いそのままにして、ストレートに彼らの想いをぶつけてくれる「BREAK THE SILENCE」は、この日までの7年間を経て、明日から始まる未来へといざなうかのようだ。

続けて披露された「MELODY」の、TAKAの伸びやかなヴォーカルに載せて「君に届くまで歌わせてほしい たとえこの声が枯れようとも」と贈られる強い言葉は、defspiralから長年時をと共にしているファンへのメッセージのよう。「最高のツアーでした、ありがとう!」とのMCと共に本編ラストを飾ったのは約2年ぶりとなった待望の新曲「AFTERGLOW」。この曲のために作られた特別なステージでは、ミュージックビデオの世界をそのまま再現するかのようにブルーの明かりの中真っ白な灯りが輝く。


観客からのアンコールの中、突然defspiralの歩みを振り返る映像がステージ前面の紗幕に投影される。丁度7年前、defspiralが結成された2010年5月26日からのリリース、公演、ツアー、彼らの歩みの全てを、その歴史を彩ってきた楽曲達と共に構成された映像に、共に作り上げた思い出の数々を胸に見入るファン達。映像の終盤、未来を暗示させてくれる「next」の文字に続きニューシングル「PHANTOM」のミュージックビデオが投影されフロアからは喜びに満ちた歓喜の声が上がる。しかし、そのMVのBメロに差し掛かったところで突然紗幕がオープン、そこにはミュージックビデオと同じ衣装を着て同曲を生演奏するメンバーたち。超弩級のサプライズにこの日最大の歓声があがる。

「最新型のdefspiralを楽しんでいますか!?」と畳み掛けるように繰り出された「PARADISE」は、まるでパーティーのように賑やかな楽曲に、会場全体でのシンガロングが華を添える。丁寧に作り込まれた世界観を魅せてくれた本編にとは対象的に、アンコールでは会場中に笑顔が弾ける。「いろんなことがあったツアーでしたが、素敵な時間を過ごすことができました、ありがとうございます。今日という日にふさわしい曲を贈りたいと思います。」とこのツアーを通して感じたこと、感じた想いを基に生まれた新曲「GALAXY」の壮大で美しいメロディが会場を包み込み、アンコールの幕は閉じた。


しかし、この日の周年ライブはまだ終わらない。鳴り止まないダブルアンコールに応えてステージに立つメンバー達。このツアーでは、本編に多くの曲を詰め込んでいたためほとんどMCをする機会がなく、この日はダブルアンコールで思い思いに今日という日を迎えられた喜びを語る。中でも昨年は椎間板ヘルニアの影響で休養をしており6周年ライブに出演できなかったMASAKI(Dr)は「去年僕は、客席で見ていたんですけど、2年ぶりに周年のステージに立つことができました、メンバーのみなさんスタッフの皆さん、ファンのみなさん、ありがとうございました。一日でも多くステージに立てるようにこれからも頑張って行きたいと思います。」と改めて喜びと感謝の気持ちを伝える。

大きな拍手に包まれながらダブルアンコールに応え次の楽曲を披露しようとするメンバー達だったが、音が出ないトラブル。一瞬の間のあと聞こえてきたのはなんとバースデーソング。状況が飲み込めず立ち尽くすメンバーたちは、運び込まれてきたバースデーケーキを見てやっとそれがサプライズと気がつく。アンコールではファンらを驚かせ、したり顔だった4人が逆サプライズを決められる形となった。7年という時間に、数え切れない多くの思い出を共有してきたdefspiralとFreaksだからこそ成せる深い関係性を感じ取ることができる一幕に、会場は暖かい空気で包まれる。

そして今度こそ披露された「CARNAVAL」、そして、defspiralの始まりである1stシングル「DIVE INTO THE MIRROR」が贈られ3時間、合計28曲にも及ぶdefspiralの全てが詰まった7周年記念ライブが幕を閉じた。と思う間も無く再び紗幕に投影される「緊急告知」の文字。そこでは7月のRYOのバースデーライブ、摩天楼オペラとのカップリングツアーが告知された。さらなるサプライズに同様と驚きを隠せなかったファンらから大きな拍手を受け、7周年記念ライブはdefspiralの8周年に向けた次なる1歩の始まりと共に幕を閉じた。


セットリスト

M1.SILVER ARROW
M2.READY OR NOT
M3.Arcoromancer
M4.MASQUERADE
M5.AQUA
M6.Babylon
M7.Hollow
M8.NIGHTMARE
M9.VOYAGE
M10.VERMILLION
M11.花とリビドー
M12.RAINBOW
M13.FAR AWAY
M15.IN FLAMES
M16.SALVAGE
M17.BREAK THE SILENCE
M18.GLARE
M19.MELODY
M20.AFTERGLOW
【enc1】
M21.PHANTOM
M22.Shining(In your Heart)
M23.PARADISE
M24.RESISTANCE
M25.LOTUS
M26.GALAXY
【enc2】
M27.CARNAVAL
M28.DIVE INTO THE MIRROR


日程:7月28日(金)
会場:恵比寿club aim
開場/開演:18:30/19:00
チケット代:¥3,800(税込/D代別)
プレイガイド: Tiget 予約受付のみ (当日お支払い)


8月19日(土)名古屋SPADE BOX
8月20日(日) ESAKA MUSE
8月25日(金)渋谷TSUTAYA O-WEST

[開場/開演]
名古屋/大阪公演 16:30/ 17:00
渋谷公演 18:00/18:30
[チケット]
前売 ¥4,500(税込/D代別)
※3歳以上チケット必要
[一般発売日]
6月24日(土)〜
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:74828)
・e+ http://eplus.jp
[お問合せ]
サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822

・defspiral オフィシャル先行
[エントリー期間]5月27日(土)12:00 ~ 6月4日(日)23:59
[受付URL] http://eplus.jp/2man_defspiral/
[制限枚数]お一人様4枚まで
※お申込の際e+会員登録(無料)が必要です

◆defspiral オフィシャルサイト
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