【ライブレポート】PERSONZ、『NO MORE TEARS』をライブで“RELOAD”した中野サンプラザライブ

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PERSONZが、6月4日(日)中野サンプラザにて<NO MORE TEARS RELOAD>と題したライブを開催した。

◆PERSONZ~画像~

昨年から続いているRELOAD企画の第3弾で、今回は3rdアルバム『NO MORE TEARS』をライブで“RELOAD”した。

会場のロビーでは巨大なキャンバスにアルバム「NO MORE TEARS」のジャケットのライブペインティングがアーティスト左右田氏により行われ、来場したリスナーはスマートフォンで写真を撮影したり、ライブまでの時間を思い思いに過ごしていた。


ライブは28年前と同じ「BIG COUNTRY」でスタート。白を基調としたステージセットで黒い衣装のメンバーとのコントラストが印象的だ。

「Hello!東京!Hello! 中野!28年ぶりの中野サンプラザライブです。今日は28年前よりももっともっと盛り上げていきましょう!」

タンバリンを手に始まったのは5thアルバム『Precious?』から「MARQUEE MOONを聞きながら」。本田のソリッドなギターが客席の温度を一気に上げJILLのよく伸びる声は会場全体を包み込んでいく。それを支える渡邉のどこか温かいベースと藤田のタイトなドラミング。鉄壁のバンドのパフォーマンスに会場にいるファンも大きな声援を送る。

「今日はゆっくりやりたいのよ、素敵な時間はすぐ終わっちゃってさみしいじゃない?」JILLのMCに会場のテンションもヒートアップ。28年の歳月を経ても何ら色褪せないポップな楽曲を様々な小道具を用いながら楽しそうに歌い踊るJILL。


幻想的なメンバーのソロから「TO THE 1999:XANADU」を演奏した後は客席に着席を促し珠玉のバラードを3曲。バラードの後はバンドと一緒に月日を重ねてきた往年のファンも立ち上がり、飛び跳ね、手を挙げ、この日ばかりは日常を忘れあの頃に戻ったように身体中で喜びを爆発させているように見えた。

「1秒でもみんなと一緒にいたい、1本でも多くライブをしたい!」会場の声援にJILLも応え、メンバーもステージを縦横無尽に駆け巡る。

本編のラストはオズの魔法使いのストーリーを短く紹介して「7colors」で幕を下ろした。


鳴り止まないアンコールの声に答えてメンバーが登場。アンコールの1曲目はこの日のために書き下ろされた新曲「NO MORE TEARS-SPIN A STORY」を披露。“涙を拭いて旅を続けよう?”と歌うJILLにこのバンドが歩んできた33年の月日に思いをめぐらせた。

「もう、だれもどこにも行きません。この4人で前に進んでいきます!」ダブルアンコールの最後にJILLが放った言葉にそこにいる誰もが心を揺さぶられた夜だった。

写真:moo

セットリスト

1. BIG COUNTRY
2. MARQUEE MOONを聞きながら
3. SPECIAL SPARKLING’ HEARTS
4. ROCK MY HEART
5. PIECE OF TEARS
6. TO THE 1999:XANADU
7. BELIEVE
8. DEAREST BOY
9. WONDERFUL MEMORIES
10. SLEEPING BEAUTY
11. BE HAPPY
12. TOKIO’S GLORIOUS
13. 7COLORS
14. NO MORE TEARS - SPIN A STORY
15. DREAMERS
16. MIGHTY BOYS MIGHTY GIRLS
17. THE SHOW MUST GO ON
18. DEAR FRIENDS


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