HIRO [La’cryma Christi]、初ソロライヴを映像作品化リリース決定

La’cryma ChristiのギタリストHIROが8月30日、ライヴBlu-ray / DVD『HIRO 1st Solo Live 『Gale』~the Beginning~ 2017.4.29 SHINJUKU ReNY』をリリースすることが明らかとなった。

◆HIRO [La’cryma Christi] 画像

同映像作品は2017年4月29日に行なわれた1stソロライヴ＜HIRO 1st Solo Live「Gale」-the Beginning-＞を完全収録したもの。これに加え、インタビューやライヴの裏側、KOJI、SHUSE、LEVINのコメントなどを収録したボーナスDVD、さらにフォトブック、バックステージパス、ステッカーが付いたスペシャルセットがオフィシャルサイト限定で発売される。

HIROは同ライヴ前日にギター・インストゥルメンタル全10曲を収録した1stソロ・アルバム『Gale』をリリース。ライブでは事前の公約どおり、アルバムを完全再現した。「Blood Moon」から始まったステージは、超絶テクニックが惜しみなく注ぎ込まれていたことをはじめ、狼の咆哮を思わせる歪んだトーンや、もの悲しさを漂わす「Steppenwolf」でのクリーントーンなど、まるで音のアルケミスト（錬金術師）を思わせるサウンド＆プレイのオンパレード。ときに闇に潜んで叙情的なメロディをギターで朗々と表現し、ときに光を背負って自身が「楽曲の顔」と位置づける強烈なギターリフを放った。

ベースにSHUSE、ドラムにLEVINを迎えたサポート陣は、いずれもLa'cryma Christiのメンバーだ。気心の知れた仲だが、この日ばかりはステージ中央をHIROに譲り、研ぎ澄まされたプレイで盟友の門出に花を添えた。

アンコールにはスペシャルゲストとして、La'cryma Christiでツインギターの一翼を担ったKOJIが登場。また、「Forest」ではTAKAに代わり、オーディエンスがヴォーカルを担当する感動の場面も。祈るように歌う観客、ヘッドバンキングする観客、熱唱する観客、ひたすら見入る観客と、フロアは十人十色だが、誰もが解放された瞬間だ。HIRO、SHUSE、LEVINも本編の張り詰めた緊張から解き放たれ、最高の笑顔。KOJIもこの時間を満喫している表情を浮かべた。ラストの「THE SCENT」になると、ステージと客席が大きなひとつの笑顔になっていた。

ライヴBlu-ray / DVD『HIRO 1st Solo Live 『Gale』~the Beginning~ 2017.4.29 SHINJUKU ReNY』には、アンコールを含む全16曲が収録される予定だ。