【インタビュー】Da-iCE工藤大輝、30歳の節目に見せる“虚構とリアル”

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■昔から癖をつけてるんです
■モノよりもサイジング

──服が好きになったのはいつ頃からでしょうか?

大輝:昔から好きでしたね。小学生くらいから好きだったんで、ずっと積み重ねっていう感じです。母親が服飾系の学校を出ていて、朝起きるとコーディネートが並んでいるんですよ。小学生の前半くらいまではそんな感じで、その組み合わせのまま着させられてました。そこから、「こっちの方がいいんじゃないか」とか「こっちの方が好き」って言い始めて、ちょっとずつ変わっていきましたね。

──オシャレなお母さんがInstagramにお子さんのコーディネート写真を載せているのをよく見ますが、そんな感じの親子だったんでしょうか。

大輝:あそこまでではないかもですけどね(笑)。いまの子たちは写真に撮られ慣れすぎていてすごいなと思います。

──服を買うときは実際の店舗に行きますか? それともネットで?

大輝:ネットで調べて、実際に試着しに行きます。逆に、店頭で試着してサイズがないって言われて諦めて、違うサイズをネットで探して買うこともあります。どっちも使いますね。

──買い物をしているとき、雑誌などのカメラマンに「スナップ撮らせてください」って声をかけられそうですね。

大輝:あるんですけど、恥ずかしいので丁重にお断りしてます(笑)。嬉しいですよね。普段は、エリアを決めて買い物に行くというよりは、この服のブランドを取り扱っているところはどこだろうってホームページやInstagramで調べて、僕が欲しいものを入れているお店に行ってます。それで試着して考える、みたいな。疲れますけどね。

──最近はお店ごとのSNSアカウントで新商品の写真をどんどん発信してくれるから選びやすいですよね。入荷情報もすぐわかりますし。

大輝:ほんとそうですよね、とてもイージーになってるなと思います。



──今日は何を着ようかって、悩みますか? すぐに決まりますか?

大輝:朝バタバタするのが苦手なので、前日の夜に決めてますね。起きてシャワー浴びたらすぐ出かけるみたいな感じなんですよ。なので、前日にハンガーにかけて置いとくっていう。昔から癖をつけてるんです。

──ランドセルに次の日の授業の教科書を入れてから寝るタイプですか?

大輝:そういうタイプです。朝やると失敗した記憶しかなくて。コーディネートも朝組むと失敗するんですよ。家を出て、外で自分の姿を見たときにしっくりきてないなって思うんです。ちゃんと考えたものじゃないから。だから夜に決めてます。

──ご自宅に服だけの部屋がありそうですね。

大輝:ないです、とても狭いクローゼットです。服は友達にあげたり、売ったりもしますね。新しいのを買って売っていうサイクルなんで、たまっていかないんですよ。昔の写真とかを見て、「これあったな〜もうないけど」ってそんなんばっかりです。

──古着屋さんで工藤さんの服に巡り合うかもしれない。

大輝:あると思いますよ(笑)。僕だけかもしれないですけど、大体決まってるんですよ、着るものって。そのときの自分のトレンドのようなものがあってそれをローテーションしちゃうから、「これ着るかもしれない」はずっと着ないので、売ろうっていう。少数精鋭ですね。Tシャツは色違いで買って、デニムもずっと一緒のやつ履いて、みたいなのも多いです。



──オシャレになりたい男の子にアドバイスをいただけますか?

大輝:自分がオシャレかどうかはわからないですけど……モノよりもサイジングだと思います、きっと。すごく高いブランドの服も自分の体型に合ってなかったらカッコ悪い。だったら安くても自分の体型に合っている服を着ている方がカッコよく見えるっていう。僕はそれで諦める服、結構多いです。

──ちなみに、女の子のファッションで好みの系統があれば教えてください。

大輝:あんまり考えたことないですけど、TPOに合っていればいいかなって思うぐらいです。例えばどこかに出かけるときに、歩くはずなのにヒールを履くとか。そういうのを避けてもらえれば。

──足痛いとか言わないでと。

大輝:そうそう(笑)。ちゃんとしたレストランとか行くときに、普段履きしてるスニーカーだとちょっとってなるし。そこらへんをうまくやってくれれば全然気にならないです。

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