いい音爆音アワー vol.79 「セリフがある歌♪特集」

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爆音アワー
いい音爆音アワー vol.79 「セリフがある歌♪特集」
2017年6月14日(水)@風知空知
「セリフ/台詞/科白」がある歌が世の中にはたくさんあります。
歌には歌詞という言葉がたくさん並んでいるのに、なぜまた改めて別の言葉で語るのでしょう?と常々疑問に思っていました。
そこでセリフがある歌を思いつくまま、出会うまま、いろいろ集めて並べてみました。
いろんなタイプがあって一概には言えませんが、昔ながらのオーソドックスなタイプのものに限りますと、メロディがあるとどうしても言葉に浮遊感が生まれ、つまりやや現実味が薄れるのに対し、日常会話のように言葉を語ることで現実感を取り戻す、言わば、甘く濃厚な鰻重の味をピリリと引き締める山椒のような役目を、セリフが果たしているように思えます。
福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • The Diamonds「Little Darlin'」
    「ヤーヤヤヤヤー」と「バッシュワリワリ」と「セリフ」で有名な典型的ドゥーワップ・ソング。
  • 島倉千代子「からたち日記」
    「台詞入りの歌は売れないというジンクスを破って大ヒット」という情報があるんだけど、そんなジンクスほんとにあったのか?今後追求したいです。
  • 中村メイコ「田舎のバス」
    CMソングの名人だった三木鶏郎とトークの天才だった中村メイコ。二人の才能が重なってこのユニークな作品が生まれた♪
  • Toni Wine
    「My Boyfriend's Coming Home For Christmas」
    セリフの終わりで転調して次の歌に突入するイキなしかけ。
  • Jackson 5
    「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」
    いちばん好きなクリスマス・ソングで、さらにこのマイケルの歌がたまらん。季節外れだけど。
  • アン・ルイス「グッバイ・マイ・ラブ」
    ロック歌謡以前の17歳のアン。英語でセリフ。とてもキュートな歌です。
  • 鶴田浩二「傷だらけの人生」
    いきなり「古いやつだとお思いでしょうが」のセリフから始まるインパクト。バカボンのパパの愛唱歌らしいです。
  • ソルティ・シュガー「走れコウタロー」
    モノマネから超早口、技ありのセリフを披露したメンバーは発売前に急死!という劇的な顛末。
  • 海援隊「母に捧げるバラード」
    フォーク界からもう1曲。武田鉄矢の役者的才能が開花したセリフ?
  • いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー
    「私自身」
    セリフはともかく、今聴いても充分カッコいいアレンジと演奏。名盤です。
  • イエロー・マジック・オーケストラ
    「TECHNOPOLIS」
    セリフとは言えないかな?ヴォコーダー・ヴォイスの質感はYMOのスタイルにピッタリでした♪
  • マライア「花が咲いたら」
    これはメガフォン・ヴォイス?8分もの大作ですが飽きさせないカッコよさです。
  • Stevie Wonder
    「Don't You Worry 'Bout a Thing(くよくよするなよ)」
    冒頭にドラマの1シーンのような会話。ミニ・サウンド・トラックみたいな感じかな。
  • Erykah Badu「Penitentiary Philosophy」
    これも会話シーンから始まるミニ・サウンド・トラック形式。後半のクールな盛り上がりがナイスです。
  • Taylor Swift「Shake It Off」
    “Shake it off”は「気にするな」という意味だって。今でもラジオで流れるとノッてしまいます。
  • Thomas Dolby
    「She Blinded Me With Science(彼女はサイエンス)」
    セリフの”Good heavens, Miss Sakamoto, you're beautiful!”の「ミス・サカモト」は矢野顕子のこと。
  • Boz Scaggs「Can I Change My Mind」
    68歳でリリースした味わい深いアルバム『Menphis』より。セリフもオーソドックスなラヴ・ソングです。
                        
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