<One of Loveプロジェクト GIG vol.8>、一夜限りの豪華コラボが実現

ツイート


6月21日の「世界音楽の日」、<One of Loveプロジェクト GIG vol.8>が赤坂BLITZにて開催された。

◆<One of Loveプロジェクト GIG vol.8>画像

夏木マリと斉藤ノヴが2009年に立ち上げた「One of Loveプロジェクト」は、途上国の子供たちの教育環境と、その母親でもある働く女性たちの雇用整備の向上を目指すため、赤いバラ「マリルージュ」と、毎年6月21日に行うGIGの収益によって継続的な支援活動を行っている。

そして8回目となる今年のGIGにも、プロジェクトに賛同した多くのアーティストが集結した。本プロジェクトのキックオフメンバーでもある仲井戸“CHABO”麗市、ichiro、2011年開催のGIG以来3度目の出演となる泉谷しげる、昨年に引き続き2度目の出演となるTOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)、そして今年初参加となるフラワーカンパニーズ、川畑 要(CHEMISTRY)という多彩な豪華ラインナップだ。そしてその多彩なアーティストと共にライブ全編のサウンドプロダクションを担うのは「One of Love Special Band」、末松一人(Gt)、白井アキト(Key)、山内陽一朗(Dr)、石田純(Ba)、斉藤ノヴ(Per)という面々である。

トップバッターとして登場したのは川畑 要(CHEMISTRY)だ。ミディアムナンバー「かまわない」で艶のあるボーカルを披露し、続いてアップテンポのナンバー「My Treasure」では川畑の伸びのある爽快な歌声につられ、自然とオーディエンスの手が上がり、会場には一気に一体感が生まれた。そして3曲目のロックチューン「Pump It Up」ではichiroとのコラボレーションが実現。ichiroのギターと川畑の力強いロックなボーカルとのセッションで、会場を盛り上げた。そして、そのままの流れでichiroが「Life Time」「Tenderness」をパフォーマンスしたのであった。

続いて、TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)が登場。大雨の影響で開場直前に到着するというハプニングに見舞われつつも、いつも通りのスタイルで「あなたのいない世界」「胸が痛い」を披露した。3曲目は、仲井戸“CHABO”麗市とのコラボレーションによる「朝焼けの歌」。アコースティックギターでのセッションで、震災から復興する町で働く人々の姿を切々と力強く歌い上げた。

そして泉谷しげるが登場すると、ギター一本で「春夏秋冬」をかき鳴らし、圧倒的な存在感を見せつけた。夏木マリとのセッションによる「ヨイトマケの唄」では、強烈な個性がぶつかり合い、歌詞の情景にぐいぐいと引き込まれた圧巻の一曲となった。



次にステージに姿を現したのは、今回初参加のフラワーカンパニーズである。「はぐれ者讃歌」「ロックンロール」と軽快に披露した後、夏木マリを呼び込むと、日頃から夏木がワンマンライブでも披露している「深夜高速」で、初めてのコラボレーションが実現した。その流れで夏木マリにバトンが渡され、新曲「そら」を歌唱。そして昨年2016年、東日本大震災から5年をきっかけにリリースされた、夏木マリ、華原朋美、シシド・カフカ、土屋アンナ、LiLiCoによるコーラスユニット「and ROSEs」の「紅のプロローグ」が、夏木マリ・仲井戸“CHABO”麗市・ichiroによるセッションによって披露された。

そしてトリを飾るのは、このプロジェクトのお目付役とも言える仲井戸“CHABO”麗市である。チャック・ベリーの「Rock&Roll Music」で会場を一気にヒートアップさせた後は、斉藤ノヴとのセッションで「夏に続く午後」を披露。そして最後は再びTOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)と共に「Hungry Heart」をセッションし、会場全体を大いに盛り上げた。恒例のフィナーレは、出演アーティスト全員が一堂に会し、プロジェクトのテーマソング「One of Love」を熱唱。音楽と共に大きな愛に包まれる中、来年もまた同じ日に会うことを約束し、年に一度のGIGは幕を閉じた。



photo by:Ryogo Saito


<One of Loveプロジェクト GIG vol.8>

2017年6月21日(水) 赤坂BLITZ
18:30開場 / 19:00開演
[出演者]
泉谷しげる、ichiro、川畑 要(CHEMISTRY)、TOSHI-LOW(BRAHMAN / OAU)、
仲井戸“CHABO”麗市、夏木マリ、フラワーカンパニーズ ※50音順
<One of Love Special Band>
末松一人(Gt)、白井アキト(Key)、山内陽一朗(Dr)、石田純(Ba)、斉藤ノヴ(Per)

◆One of Loveプロジェクト オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス