STARMARIE、台湾にてかけおちツアー開催「中野サンプラザで会いましょう！」

STARMARIEが6月25日、台湾にて＜STARMARIE單獨巡迴演出「一起私奔吧」＞(日本語：STARMARIE単独ツアー“かけおちしようよ”)を開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

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8月30日に行われる中野サンプラザ公演に向け、各地を旅するSTARAMRIE。名古屋、静岡、横浜とファンと共に“かけおち”してきた彼女たちの次の舞台は、2015年7月から定期的に公演を実施し、最も海外展開の中で力を入れているとも言える台湾。同タイトル楽曲「かけおちしようよ」を軸に構成された全17曲と彼女たちの構築する世界観にて、台湾のマリスト(＝STARMARIEファンの呼称)を魅了した。

「かけおちしようよ」のアフターストーリーとも言われる楽曲「涙のパン工場「コンセル・カマタ」」からこの日のかけおち劇の幕が上がる。すでに6年前から歌い続けられていた同曲は、かけおちした二人の夫婦が営むパン屋さんが舞台となっており、そのパンにはとても悲しく切ない秘密が隠されているという楽曲。時を超え、2つの楽曲が重なるのは、STARMARIEの楽曲の持つ物語性の強さの現れではないだろうか。



TVアニメ「鬼斬」の主題歌「姫は乱気流☆御一行様」を披露し会場は暗転。ダークでドラマチックな楽曲によるオープニング映像が映し出され、現実世界から異世界への扉が開き、再びメンバーがステージへ現れる。「ブレアと天才科学者の功罪」「屋上から見える銀河 君も見た景色」とミドルテンポな楽曲を連続で力強く歌い上げ、転じて「スペル・オブ・ザ・ブック」では圧倒的な迫力のダンスを披露する。「帝王の華麗なアリバイ」、「サーカスを殺したのは誰だ」と、ハードなサウンドに物語性の強い曲を立て続けに披露。歌唱、ダンス、物語性、それぞれSTARMARIEの持つ魅力を楽曲ごとに表現していく5人。

台湾では初披露となるツアータイトル楽曲「かけおちしようよ」が披露されると、特徴的なダンスに合わせてフロアも大きく動く。「ホシノテレカ」「ヘブンズ・ウェデイング」と、亡くなってしまった、離れてしまった大切な人への想い、愛を通し、今を生きることの大切さを表現するSTARMARIEを象徴する2曲を披露すると、転じてフロアからは割れんばかりの拍手が巻き起こる。本編ラストは「メクルメク勇気！」「名もなき星のマイホーム」と会場中を笑顔で包み込み、台湾マリストとの絆の深さを感じさせる暖かい空気で大団円を迎えた。

STARMARIEがファンの皆と共に歩んできた道程を振り返り、「これからも私たちと一緒に旅を続けましょう」という強いメッセージのこもった映像の後に、鳴り止まぬアンコールに応える形でメンバーが再びステージへ。7月からのTVアニメ『カードファイト!!ヴァンガードG NEXT』新エンディング主題歌「ナツニナレ！」を台湾で初披露。キラキラと煌く夏の始まりを、ポップに明るく表現する同曲にフロアのテンションも最高潮に達する。

「台湾遠征を始めてちょうど3年になります、これからも大切にしていきます！」と高森紫乃が宣言し、9月に行われる台湾遠征3周年記念公演の告知も行われた。日本の大きな公演には、海外からも多くのファンが訪れるSTARMARIEとあって、「8月30日に中野サンプラザでもお会いしましょう！！」という挨拶でこの日の“かけおち”は締めくくられた。




STARMARIEはこの後、大阪、宇都宮とメンバーの出身地にてツアーを行い、8月5日には新木場STUDIO COASTでの＜hide presents MIX LEMONed JELLY 2017＞に参加、そして8月30日には中野サンプラザにて単独公演を実施する。



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