ニコラス・エドワーズ、夏コンサートに「心待ちにしてたなんてもんじゃない」

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ニコラス・エドワーズが6月25日(日)に東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて、毎年恒例となっているサマーコンサート<MOTION 2017 Summer Concert>を開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

◆ニコラス・エドワーズ 写真

今年4月から5月にかけては、全国6カ所9公演に及んだキャリア初のアコースティックライブツアー<ALIVE sessions:Acoustic Tour Spring29>を行ったニコラスは、「心待ちにしてたなんてもんじゃない。春のツアーから1ヶ月ちょい空きまして、寂しいなってずっと思ってました。たくさんの皆さんに会えて本当に嬉しく思っているので、その気持ちを音楽で伝えていきたいと思います」とあいさつ。満員の会場から大歓声が沸き起こる中、レゲエのビートを導入した「Freeze」やバンジョーが加わってカントリー風味が増した「モナリザ」、軽快なブギーファンク「W/W/W」などを、新しいアレンジで披露した。「いろんな好みがあるみなさんがきっと楽しんでいただけると思う」という言葉通り、多種多様なジャンルをミックスしたステージング。


ライブの中盤では、先のアコースティックツアーを振り返って「自分の中で新たな気づきが見えたので、今日はその雰囲気をちょっと味わってもらえたらと思います」と語り、アコースティックツアーで歌ってきた6曲をパフォーマンス。ウクレレを基調に、「Over the Rainbow」(虹の彼方に/ジュディ・ガーランド)と「What a Wonderful World」(この素晴らしき世界/ルイ・アームストロングをメドレーでつなぎ、ディスコナンバー「VENUS」(ショッキング・ブルー)は、ニコラスがアメリカ公演の最後に歌った「Superstition」(迷信/ステーヴィー・ワンダー)とミックス。再び、エレキギターのカッティングで「VENUS」に戻りながらも、「Superstition」の印象的なホーンアレンジをかぶせた構成となっており、生演奏でDJミックスを聴いているような新鮮さな驚きがあった。

さらにベートーヴェン「運命」をイントロに挿入したB’z「Love Phantom」から、アカペラも飛び出したWANDS「世界が終わるまでは」や玉置浩二「メロディー」に加え、KREVA「瞬間Speechless」もカバー。ついつい当たり前のように聞いてしまうが、アメリカ・オレゴン州で生まれ育ったニコラスが、日本語で、しかも、速いパッセージのラップを流暢にフロウできるようになるまでには、人知れず努力をしていたのだろう。改めて、頭がさがる思いがする。

ここでニックは、ロンドンで起きた爆破テロ事件のための慈善コンサート<ワン・ラブ・マンチェスター>でアリアナ・グランデが「虹の彼方に」を歌ったことに触れ、「世界では僕にも理解できないことが起きている中で、この歌を歌うたびに、より一層強く、音楽の力を世の中に発信して、自分が生まれた時より少しでも、この世に愛が増していればいいなと思うので、どんどん音楽でみんなとつながって、共に明るい未来を築いていけたら思います」と話すと、会場からは大きな拍手が上がった。



続けて、「来日してから7年。いろんな歌を唄ってきました。もっともっと世界に愛を、音楽を伝えていきたい」と意気込みを語り、アコースティックツアーの追加公演として、初の台湾公演が9月に決定したことを発表。不意打ちのニュースに場内からは割れんばかりの歓声が起こる中、「これからもみんなで1つになって、音楽で夢を力に変えていきたい」という思いをこめた「夢を力に」で文字通り、会場が一体となって右手を高々と掲げ、投げキッスを客席に贈り、ステージをあとにした。

アンコールでは、バンドが演奏するビートルズ「イン・マイ・ライフ」をバックに、「僕は今月、6月の13日で来日して7年が経ちました。人生の中で最も不安と葛藤があった7年だったんですけど、みんながいてくれて、一緒に人生の波に立ち向かってくれたおかげで、最高に幸せな7年間でした。これからも心からの音楽を届けていくので、ぜひ一緒によろしくお願いします」と、8年目に向けて、誓いを新たにしたニコラスの初のオリジナル曲「My First Love Song」を観客全員で大合唱したあと、秦基博「朝が来る前に」のカバーを披露。この曲は、2010年6月13日、高校の卒業式の翌日に、日本で歌手になる決意を持って旅立った機内で聴き、涙を流したという思い出の曲。<もう後戻りはしないよ/振り向かないで僕はいくよ/現在のその先へと旅立とう>というフレーズに胸を打たれてからの7年の歩みを振り返った後、「She’s The Stranger」の作曲を手掛けたベーシストのIKUOがスペシャルゲストとし登場し、激しく重いロックナンバーを連発。最後は「僕の活動のバックボーンを物語った曲」だというEDM「Moonlight Carnival」で、派手に締めくくられた。

ニコラスは、自身の「Let's Be Together」が、オープニング・テーマ曲となっている、近田ボビー(ボビー・オロゴン)監督作品第二作、映画『JAPAN LOVE』(出演:ボビー・オロゴン、山田邦子、布川敏和、松本穂香)に警官役で出演。本作品は9月16日、新潟県長岡市で開催される「長岡映画祭」に出展が決定している。さらに今年の9月に初の台湾でのファンクラブツアー「ALIVE Sessions: A Night in Taipei Fanclub Tour」の開催が決定している。

イベント・ライブスケジュール

<ALIVE Sessions: A Night in Taipei Fanclub Tour>
ニコラス初となる台湾でのファンクラブツアー
日程:出発日 2017年9月22日(金) 帰国日 9月25日(月)
渡航先:台湾(台北市)
参加資格:申込及び開催の時点でファンクラブ会員であること
詳しくは→http://www.nicholas-edwards.jp

<Nicholas Edwards Birthday Fan Meeting 25th>
8月6日(日)【東京】 @原宿クエストホール
その他、イベント出演多数。詳細はhttp://www.nicholas-edwards.jp

Live DVD&Blu-ray 『Nicholas Edwards MOTION 2016 Video Document』

発売中
<DVD>PCBP.53162/5,800円(本体)+税 DVD2枚組 
<Blu-ray>PCXP.50476/6,800円(本体)+税 Blu-ray2枚組 

封入特典:・ブックレット(24P) ・オリジナルポストカード1枚(全3種類のうちランダム封入1枚) 封入
収録分数:約200分(Disc1:105分 Disc2:95分)

収録内容:
DISC1:MOTION2016 CHRISTMAS CONCERT(EX THEATER ROPPONGI)
DISC2:MOTION2016 SPRING CONCERT/SUMMER CONCERT/AUTUMN CONCERT

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