U2のアダム、メンバーの結束とクラプトン&タウンゼントに感謝

ツイート

月曜日(6月26日)、米ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスが困窮するミュージシャンを支援するため設立した団体MusiCaresが主催する第13回MusiCares MAP Fund慈善コンサートが開かれ、U2のアダム・クレイトンにスティーヴィー・レイ・ヴォーン・アワードが贈られた。

◆U2画像

依存症を克服し、同じ悩みを抱える人々を支援してきたアダムは、同団体が行なう依存症回復プログラムへの功績が認められた。受賞の際、アダムは依存症に苦しむ自分を見捨てることなく、助けてくれたU2のメンバーにこう感謝したという。

「僕はラッキーだった。3人の友達が、何が起きているのかを目にし、落ちていく僕をすくい上げるほど僕を愛してくれていた。ボノ、ジ・エッジ、ラリーは、僕がリハビリに入る前も後も本当にサポートしてくれた。彼らの友情、理解、支援にはどこまでも感謝している」

「僕らはお互い、協定を結んでいる。僕らのバンドでは、誰も犠牲者にならない。僕ら全員で家に帰るか、誰も帰らないかだ。誰一人、置き去りにされない。この約束を守り、僕を君らのバンドにいさせてくれて、ありがとう」

アダムはまた、「生活を変えなければ後悔する」と忠告し、専門家を紹介してくれたエリック・クラプトン、リハビリ施設を訪れ、後押ししてくれたというピート・タウンゼントにも感謝した。

スピーチの最後では、デビュー・アルバム『Boy』のオープニング・トラック「I Will Follow」の歌詞「If you walk away, walk away, I will follow(立ち去るなら立ち去れ、僕はついて行く)」を引用したそうだ。

スピーチの後、他のメンバーもステージに上がり「Stuck In A Moment You Can’t Get Out Of」「Vertigo」「I Will Follow」をプレイした。

コンサートではこのほか、ザ・ルミニアーズ、メイシー・グレイ、ジャック・ガラットらもパフォーマンスした。



Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報