ブリス・オブ・フレッシュ、よりブルータル・よりエピックなブラック/デス・メタル
フランス出身のブラック/デス・メタル・バンド、ブリス・オブ・フレッシュの日本デビュー・アルバム『エンピリアン』が8月23日に発売となる。今作は、ダンテの『神曲』から「天国篇」をテーマとした神曲3部作の完結編だ。
◆ブリス・オブ・フレッシュ画像
ブリス・オブ・フレッシュは、1999年にLabdacidesという名で結成されたキャリア20年弱のベテランだ。2000年にブリス・オブ・フレッシュへ改名した後、結成から10年目の2009年に『Emaciated Deity』にてアルバム・デビューを果たすこととなった。2013年にはセカンド・アルバム『Beati Pauperes Spiritu』をリリースし、着々とヨーロッパでの人気を獲得していく。
そして今回リリースとなるのが、“至高天”を意味する3rdアルバム『エンピリアン』である。“エンピリアン”とは、ダンテが『神曲』の「天国篇」で、天国の中でも一番上位、神々が住んでいる場所と描写したところで、デビュー作『Emaciated Deity』では「地獄篇」が、次の『Beati Pauperes Spiritu』では「煉獄篇」がテーマとして描かれ、『エンピリアン』が神曲3部作のラストを飾る「天国篇」をテーマとした完結編となる。
ブラック・メタルもデス・メタルも飲み込んで構築されたブリス・オブ・フレッシュの世界観は、大きなスケールをもっている。あふれ出るメロディも甘くなることなどあるはずもなく、その堂々たる不吉さにますます磨きがかかる。神々の住む至高天が、荘厳、雄大に、美しくも不気味に描写されている。
「俺たちは俺たちが聴きたいと思う曲を書いただけだ。他人にこういう曲を聴いてもらいたい、なんていう気持ちではなくてね。巨大なモノリスのような、アルバム全体で一つの作品になっている『エンピリアン』を完成するのは容易ではなかった。おかげで前作から4年も過ぎてしまったが、その甲斐あって、よりブルータル、よりエピック、よりプログレッシヴな仕上がりになったよ」──ブリス・オブ・フレッシュ
ブリス・オブ・フレッシュ『エンピリアン』
【CD】¥2,300+税
※日本盤限定ボーナストラック2曲収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き
1.アセンション
2.ペニテント
3.アニュス・デイ
4.エンピリアン~ラスト・キングダム
5.エンピリアン~ミゼレーレ・メイ
6.アポスタシー
7.エクサーキトゥス・チェロールム
8.リナンシエイション
《日本盤限定ボーナストラック》
9.アポカリプティック・フィールズ(ライヴ・アット・ルメタフォン/フランス 2015)
10.パーリア(ライヴ・アット・モトカルター・フェス 2015)
【メンバー】
ネキュラット(ヴォーカル)
シッカーディナル(ギター)
パンデミック(ギター)
J.ポイズン(ベース)
フレッシュスティグマ(ドラムス)
◆ブリス・オブ・フレッシュ『エンピリアン』オフィシャルページ