【ライブレポート】Porehead「僕らの4周年、一緒に祝ってくれてありがとう」

7月8日（土）、TSUTAYA O-crestにてPoreheadのワンマンライブ＜ウィゴレリラ＞が開催された。久しぶりのワンマンということで会場は東京だけでなく各地から集まってきたファンで満員となっていた。

◆Porehead画像

オープニングSEが流れる中、メンバーが登場「渋谷、楽しんでいけるか」と煽り、「Top of the World」でライブがスタート。「夏、始まるぜ！」と「MERMAID」で勢いを付け、続けて「The sun will shine on you」を演奏、ファンもジャンプしたり、その雰囲気を楽しんでいる。

「ようこそ、O-crestへ。無事ワンマンを迎えることができました。そして僕ら、4周年も迎えることができました」とHiroが嬉しい気持ちを伝え、「このあと、超疲れるから気をつけたほうがいいよ。覚悟しておいてください。ワンマンしかやれないこともやっていくので、楽しんでいきましょう」と、「Come to Know」と「Twilight」ではサックス奏者のyath（ヤス）をゲストとして呼び込み、その音色でバンドサウンドに妖艶さと深みを与えてくれた。

途中、「このワンマンをやるにあたって特別なことをやろうじゃないかって、メンバーが素材から厳選して作りました」と、4種類のTシャツがステージ横のスクリーンに映し出された。「誰がデザインしたでしょう！？【ウィゴレリラ】特別企画」として事前にTwitterでメンバープロデュースのTシャツが発表され、人気投票が行われていたもので、A「キリンと背くらべ」、B「やっぱフォトTいいよね～」、C「シュワっと爽快」、D「TRIP」の4種類で、人気投票の結果は1位から順番にA、B、D、Cとなっていた。この時点ではそれぞれ誰のプロデュースかは明かされていない。


ライブが再開され「最近、カバー動画もアップしていて、僕らの好きなアーティストのカバーをしています。これはまだライブでは演ったことがなくて、このワンマンでみなさんの前で演奏できたらなって」と、マルーン5の「Don't Wanna Know」を披露。ゆったりしたリズムに合わせて、ファンの人たちも身体を揺らしながら聴き入っている。

楽器隊の3人がステージから退き、「テノヒラ～Piano Ver.～」をHiroがソロで披露、歌声の良さと表現力の豊かさを強く印象づけ、入れ違いに楽器隊の3人がインストナンバーをパフォーマンス、会場を一気に熱くさせた。その後Hiroも加わり「Wings」「Do you（remember the day）」「アメジスト」へと畳み掛けた。

「めちゃくちゃたくさんの愛と感謝の気持ちでいっぱいです」とファンとスタッフへの感謝の気持ちを伝えたあと、「年内にミニアルバムをリリースしようと思っています。そのために今、いろんな曲を作ったり、いい意味で、たくさん吸収しています」と嬉しい発表から、「Icebox」と「Dancing in the moonlight」を演奏し、「僕らの4周年、一緒に祝ってくれてありがとうございました。渋谷！最後、一緒にひとつになりましょう」とみんなでジャンプをしてライブ本編が締めくくられた。


アンコールでは、4人がプロデュースTシャツを着て登場、1位がTakeshi、2位がMattSun、3位がHiro、そして4位がLyoというのがわかってファンも様々な反応を見せる。「みんなセンスないね」と言うLyoとは対照的に、Takeshiは「みんなわかってるね（笑）」と余裕のコメントだ。

アンコール1曲目は新曲「Florence Magic」だった。これはHiroがこのライブのために書き下ろしてきた曲だという。「イタリアに旅行に行ってきました。旅が好きなので、この気持ちをみんなに届けたいなって。映像で見せることも考えたんですけど、やっぱり曲で表現するしかないなって」と、作品への思いを語ってくれた。ラストの「アネモネ」は、Hiro曰く「僕が思う壮大な愛のテーマ。これから生まれてくる子供たち、この先大人になっていく子供たちに捧げる曲」だ。4周年を迎えるこの日のワンマンライブは、今の4人だからこそ表現できることを凝縮させたものとなり、ファンのたくさんの愛に包まれながら「最後、みんなで飛ぼうぜ」とひとつになってライブの幕が下された。